お蚕さんの命をいただく

17:08:00

綺麗な繭ができました

先日から予定外に生まれてきた20頭ほど。
予定外だったため、どのように育つか?
どれくらいの繭ができるか?
心配だったのですが、
できてみると、見事立派な繭を作ってくれました。

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重さも遜色なく平均2.1〜2.2g程度。
姫子ちゃんと言われる生まれながらに小さなお蚕さんの繭も1つ入っていたので、かなり十分な大きさです。
ということで羽化がはじまる前に早速キリ繭にしました。

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こうして生きているうちに中の蛹を出すことで、繭に熱をかける必要もなく、
綺麗なままでいてくれます
(熱をかけたり、乾燥させたりする度に、繭の特徴であるシルクタンパクに変性が起こってしまうので私たちは基本的に生の繭を使います)

さて、繭ができたということで蛹もできています。
今回は交配に回さないため、蛹は羽化させません。

蛹は現地の人の貴重で美味しいタンパク源としていただいてもらうのです・・・が、
今回は私たちも長い間ラオスで滞在しています。
ということで、
私たちもお蚕さんの命をいただくことにしました。

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蚕カレーに挑戦

作ったのはお蚕さんカレー
昆虫料理初心者に合わせ蛹の原型は残しませんでした。
作り方はいたってシンプル。
豆カレーを作ってそこに蛹を投入するだけ。
一点いつものカレーと違う点は、バジルを多めに入れてあげること。
お蚕さんを入れる量にもよるのですが、少し味が強くなります。
それを消してくれるのが、バジル。

2者が見事のマリアージュし、いつもの野菜と豆だけのカレーに比べコクと香りを演出してくれます
虫の味がするか?
いえいえ、多分言われなければ分からないと思います。

そんなわけで結構美味しいカレーになりました!

お蚕さんを食べてみて、体はどう感じたか?

毎日野菜・草・玄米を基準にほとんど肉を食べない生活をしていると、食後の体もとっても静かな感じがします。
一方、お蚕さんをいただくと、どちらかというと、体内で「動」を感じます。
体もいつもより暑くなり、血液が動き始める感じです。
動物性タンパクの牛や鶏の肉でも味わえない不思議な感じ。

ということで昆虫食は豆がないときのタンパクの摂取にいいのかもしれません。

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