信州で生地から作る

20:29:00

6月タイ・インドネシアへ出張の前に、また少し違った生地の打ち合わせに信州へ行ってきます。世界に向けて発信していきたい生地の、その前の大切なじっくりした打ち合わせです。
そんな訳で5月30、31日、6月1日までお店をおやすみさせていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承くださいませ。

三重織のシルクウール

目的1
フランス人オートクチュールデザイナーのご要望を叶える為に、少し凝った生地の打ち合わせ。

目的2
これは面白い!世界に通用する!と思った特殊な生地の打ち合わせ。


目的3
サムシングエルス。
まだ出会わぬ特別な何かを見つけに。

というわけで、今回丸杉は、生地"選び"ではなく生地"作り"を行うべく信州に向かいます。
呉服屋ってそこまでやるの?と思われるかもしれませんが、
きっと丸杉は特殊な例だと思います。
例えばこのストールは、糸をミャンマーで座繰りで挽いたものを特殊に織ったストール。数十もの組み合わせの中から決定。シアトルでは好評を得ることができました。


なぜなら簡単に生地"作り"と言ってはみたものの、それはそれは気の遠くなる作業だからです。

例えば糸といっても、種類、太さ、挽き方、捻 り方・・・・
織るといっても、縦横の糸の本数、密度、織り方・・・
大げさではなく無限の組み合わせの中から一つの解を見つける作業となります。
こんな大変な思いをするなら、生地を選んで売っていた方がよっぽど稼げます(笑)

それでも生地作りをするのは
・とことんご要望に答えるため
だけではなく
・新しく世界初の生地が生まれると嬉しいから
という想いもあります。
"いいな"と思える生地が生まれると、それを触ると、少し心が豊かになる気がします。
少しでもそんな気持ちの共有ができればいいなぁと思いつつ

そんな訳で今月末信州へ行ってきます。

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