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生地(日本)/小千谷縮

夏に最高の生地 吉新さんの小千谷縮

丸杉が愛してやまない夏の生地 それが吉新さんの小千谷縮 「どうして吉新さんの小千谷縮は格段に着心地がいいのだろう?」 と作り手の小林さんに尋ねたことがあります。 そこには、やはり糸から考えられた生地への追求がありました。 その最も大きな要因は、糸に付ける糊にあるのだそうです。 吉新さんはもちろんオーガニックラミー(苧麻)を使っているのですが、 「苧麻を使っても樹脂でコーティングするならポリエステルも一緒じゃない?」 と言います。 では吉新さんはというと、天然のこんにゃく糊を使っているとのこと。 その違いを説明する、とても分かりやすい表現が印象的でした。 それは一言で「糸の呼吸」 樹脂で全てを覆ってしまうと糸自体が呼吸できない=ポリエステルと同じ 天然のこんにゃく糊の場合、実はそこには空気孔ができ、糸自体が呼吸できる =苧麻の良さを残すことができる 直感的にその違いが理解できた瞬間した。 もちろん他にも様々な作り手の考察があるのですが、まずは基礎となる糸と糊の考察まで。 生地を作る素材である糸は生地を形成する上で最も重要な要素であるのは明白なのですが、以外とそこまで考え及びません。絹だから、麻だから、綿だからとひとくくりにしてしまいがち。やはり糸の作り方が大事なのだと改めて感じさせられました。 丸杉が愛してやまない吉新さんの小千谷縮 新作が丸杉に揃っております。 ご興味ある方は是非御出かけ下さい。 ...

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空間/花と器

5月を迎える花と店内

春が過ぎ早くも夏の足音が聞こえ始めました。 庭には紫蘭や黒花蝋梅が5月の訪れを告げています。 店内も5月の準備をしております。 この写真は紫蘭と利休梅(とおもわれます) そして紫蘭。器は新城の信頼する陶芸家。鵬志堂イサム氏のもの。 こちらも鵬志堂イサムの陶器に黒花蝋梅をあしらいました。 黒花蝋梅は5月の茶花としても知られているようです。 蝋梅というと1月ころに咲く黄色く甘い芳香のイメージが思い浮かびますが、黒花蝋梅は5〜6月頃に咲き、香りはほとんどありません。 あまり見ない花ではありますが、力のあるイサム氏の器との取り合わせは中々いいバランスを保ってくれました。 ...

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