今年八月頭に予定している 新城天蚕ツアー。 せっかく新城まで行くんだし 天蚕以外にも いろいろと自然を体感できればと思い 鵬志堂イサムさんを紹介します。 ツアーに彼を訪ねれるかは未定ですが・・・ 彼は 以前からお世話になっている 新城の陶芸家・・・ 陶芸家?? 少し違うかもしれません。 とにかく 穴窯で陶器を焼く作り手です。 これが鵬志堂イサムの世界。 石のような 大地のような 力強さ。 ある人は 大気を一緒に練りこんでいると 表現します。 自然の力を感じているからこそ 火に委ね 出来上がる 彼の世界。 丸杉で いつも花を生けている(さしているだけ?) 大きな壺も 彼の作品。 囲炉裏の鉄瓶で お茶を点ててくれます。 お点前なんて 仰々しいことは抜きにして 点てられる その姿は いかにも自然で おかげで こちらも硬くならず 気軽にお茶をいただけます。 写真では表現できませんが なんとも 大胆で 雄大な世界。 いつも関心します。 新城にいったら そんな彼のアトリエに 訪れるのもまた いいかもしれません。 ...
いよいよ 愛しの我が子を 旅に出す日がやってきました。 旅の先は 新城のこのクヌギ畑 蜂や鳥から守るために まずは網掛けを で こんな状態に これで安心して山つけができます (※「山つけ」といっていますが、 本来山つけは卵の状態をクヌギにつける作業だそうです。 今回は2〜3令の子をつけるので 山つけと言わないそうですが なんと言えばいいかわからないので山つけと表現しています。) みなさんの協力で 大事に育てた子を巣立たせる 準備を進めます 木の枝をそのままさしてもいいそうですが、 今回は ネットに入れて 数を数え 木に縛り付けました。 今回は一本につき15頭づつ。 30袋の計450頭。 さぁ どれだけの子が 見事な繭を作ってくれるのか。 不安と期待がいりまじります。 ほんの数分で 早速網から出てくる子も。 にゅっ っとみごとに旅立っていきました。 八月頭には 綺麗な繭になっているのを期待して。。。 八月頭の繭取りは 皆さんでツアーの予定。 近く湯谷温泉なんか 浸かりながら 自分の繭をとりましょう! 一緒に行きたいって方は いつでも気軽にコメントください。 ...
伊勢神宮に奉納される絹 そんな絹を作ることを生きがいに 養蚕する齢90歳の方が この愛知にいる 私たちが天蚕のクヌギを借りる 新城の海野さんだ その姿勢を学ぶため この新城には4月になってから 度々訪れるようになった そんな訳で昨日 その蚕さんがどうなったか伺うと いよいよ お蚕さんが5齢の準備を始めていた 私たちも少しお手伝い。 。。。 という程のことはできず 手狭くなった 場所を広げました。 「虫がだめ」 という方でも 触って広げれる 不思議。 そんな魅力がお蚕さんにはなぜかあります。 そして大きくなったお蚕さんの食欲に驚かされました 食べ終わった 餌の山。 今からこれの倍にも三倍にもなるんだとか!? 今年に入って食べた桑の木 これすべてです。 そして上蔟(繭になる準備) をするまでに 生い茂るこれらの桑 全てが必要ということ 今年は諸事情があって 足りないくらいかもと 心配なんだそうです。 毎朝このトラックいっぱいに なるまで餌を運ぶようになるとのこと。 (この写真はまだ半分くらい) これだけの桑があっても 4万頭飼育できない。 着物にして 15反に届かないくらい。 絹のありがたさ そして飼育の大変さが身にしみます。 桑のすぐそこに らっきょうが植えられていました。 無農薬でしか栽培されない (農薬があるとお蚕さんが死んでしまうため) 桑畑だからこそできる 無農薬の野菜。 その周りの環境含め 感心することばかりです。 ちなみに先ほどの餌とフンの残骸は こうして桑畑にかえされて 天然の素敵な肥料となるそうです。 みごとなサイクルが お蚕さんの周りにはあるようです。 ...
以前、新城のお蚕農家さんと話をしていて おもむろに出していただいたもの それがこれ。 桑から取れる葉緑素(葉緑体?) が凝縮したものだそうです。 葉緑素? 調べてみると 結構サプリメントがでているのですね。 野菜や植物に含まれる光合成 をするための要素だそう。 そういえば学校で習った気がします。 この葉緑素(クロロフィルというそうです) サプリメントの効能をみると 口臭・体臭・加齢臭などの消臭効果や 整腸作用もあるようで便秘にいいとか そんなことがうたわれています。 胃腸の悪玉菌を分解するのだとか? それがこんなにも。 無添加・無農薬 超天然のサプリメント。 2〜3粒なめるだけで 体がきれいになるんだといいます。 先人の知恵です。 さぁ これはいったい何でしょう? 実はお蚕さんの 体から自然にだされるもの。 そう。 糞です。 「汚い!」 と思わず言ってしまいそうですが 消化器官が違いますので その辺は無味無臭。 天然サプリと思えば 問題なしです。 勇気ある方は是非お試しください。 野菜ではとるのが難しい 栄養素です。 ...
毎月2回の刺繍教室 先日も開催しておりました。 京都からの人気の先生の指導によって みなさま 真剣な眼差しで 一針一針 想いを込めて針をさしています。 刺繍教室の詳細は こちらにて http://www.nakamurashisyu.com/index.html ご覧いただけます。 お昼からの部は ほぼ定員になっていますが 午前の部でしたら まだまだ募集しているそうです。 そして水面下では 刺繍に丸杉の天蚕の糸を使ってはどうだろう? なんて企画が持ち上がっているとか? そんな天蚕はこんな感じ 二匹とも眠の状態かな? 自分で獲った 蚕の糸で 自分で刺繍する。 なんかとっても贅沢な気がします。 より思いのこもった 素敵な刺繍ができるといいなぁ。 ...
決算市は明後日(二十一日)まで好評開催中です。 が、 今日はひさしぶりにタイの話題。 実は、以前タイに行った時にお願いしていた 糸が染め上がったとのこと。 タイからメールが届きました。 写真で見る限り かなり綺麗な糸にできあがってそうです。 藍でしょうか? 何で染めたかはまた 少し確認する必要がありますが、 ほぼすべて自生の草木でそめています。 今回は ランブータンや藍、草木にユーカリ など 色々な草木を試して織ってもらっています。 糸は全て 黄繭のリャンパイローかナンノイ それを 生繰りしたものを使用しています どんなになるか楽しみです。 さてさて 丸杉のお蚕さんはというと 無事に成長しています。 天蚕もこの通り 日に日に大きくなっています。 八月上旬には 天蚕繭が取れます ご一緒されたい方は 是非お問い合わせ下さい。 一緒に絹の力を体感しましょう! ...
日々お蚕さん育成に 目が離せない状態ですが 今年も決算市の季節がやってきました。 二十一日まで好評開催中ですので 是非遊びに来て下さい。 (手前の桑は以前植えた桑。元気に成長中ですが毎日若い芽がお蚕さんの餌になっています) 色々と商品並んでおります。 夏のオーガンジー 刺繍の チリよけなんかはいかがでしょう? ...
先日、早速新城にまた行ってきました。 こんな綺麗な景色のある 山奥 新城の空気はいつも綺麗です。 さて、新城にきた理由 それは、山繭の餌 クヌギの若い葉を取りに来るため まだまだ 動かない卵に心配しながら それでも孵化したときに 食べるものが無いと いけないと思い 新城までやってきたのです。 そしてクヌギをとって 帰ってきたら なんと! 天蚕が孵化していました。 まだまだ全部ではないですが、 間一髪! 怠け惚けて もう一日ずらしていたら 危ないところでした。 やっぱり 善は急げですね! まさに卵から出ているところ。 そして翌日 光のあたるところに置くと 全体が緑みがかってきました。 どうやらぐんぐん成長しているようで 一安心です。 ただ、まだ卵のままのものもいて その辺はどうなることか 心配です。 ちなみに家蚕は というと これくらいに成長していました。 二令だということです。 家蚕はゆっくりと大人しく食べている感じ。 天蚕はさすが野生。 蓋の上まで登ってきたり よく動き回っています。 5月27日には山つけの予定。 ご興味ある方はご一報ください。 一緒に山つけ体験ができますよ。 さて丸杉では本日より21日までセール期間です。 お気軽にお立ち寄りください。 ...
今日はお店のイベント紹介 安城のお店は 17日〜21日まで決算セールを開催します。 今回はなんと 今まで一度もセール対象にしなかった あの小千谷ちぢみも 対象となります。 夏に向けて すけ物も。 オススメのニットも あるぶんのみ 特別にセール対象。 他にも色々と 出品予定ですが、 また次回準備をしながら 掲載していきたいと思います。 好評のそらさんの半日カフェは 最終日21日13:00〜 もちろんカフェのみ のご利用も大歓迎 マユノワさんも 17日来店し 絹美容 をされるそうです。 こちらは気になる方は 直接 こちらにお問い合わせしてみてください。 http://la-fil.girly.jp/index.php?FrontPage ではまた セールにてお待ちしております。 玄関の桑は元気に育っています。 ...
先日の家蚕体験に続き 今度は私たちの試み 野蚕の天蚕飼育がいよいよ始まります。 天蚕とは 先日美智子様が山つけをされたと話題になった 絹のダイヤモンドと称される あの野蚕です。 皇后さまは8日、皇居内の養蚕施設で天蚕(てんさん)と呼ばれる野生の蚕の卵を、餌となるクヌギの枝につける「山つけ」の作業をされた。皇后さまは卵を張り付けた短冊状の和紙を枝に巻き付け、ホチキスで留めていった。皇室の養蚕は、明治時代から歴代皇后によって受け継がれてきた。【高島博之】毎日新聞 まさか自分たちが天蚕を養蚕するなんて 思っても見なかったので 皇居内で養蚕されているのは 初耳でした。 それにしてもまさか 同じ種の野蚕を 育てることになるとは と驚きとともに なにか 神聖な気持ちになりますね。 そんな天蚕の卵は このような形 一瞬いりごまかな? と思ってしまいます。 よく形を見ると ひらぺったいような いびつな球です だいたい3mmくらいでしょうか 家蚕よりよっぽど大きな印象。 これが今月末には 2〜3令まで育ち、 山に放しに行く予定をしています。 さぁ無事に生まれるでしょうか? 育つでしょうか? 初めてのことで 一筋縄ではいきませんが、 見守っていきたく思います。 なお 丸杉は 17日〜21日まで バーゲンです。 何が出るか お楽しみに。 ...