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ラオス紀行

ラオス訪問記 17年9月その3

ラオスのパクセ地区は もうすぐ灯籠流しのお祭り そんなこともあって すでに準備が着々と勧められています。 開催2週間前なのに すでに多数の業者が出店。 射的やら輪投げ(のようなもの。正確にはたらい投げ?)やら で賑わっています。 そんなパクセの南側 街場から 1時間。 悪路を進むと織り手の村にたどり着きました。 今回は特にラオスで織物を・・・ と思っていなかったのですが、 参考までに連れて行ってもらうと これがなかなか器用。 ラオス織りものは東南アジアNo1の技術を持っていると 称されるのも頷けます。 1回1回トントンとして 直しトントンして 直し とアジアではなかなか見ることがないくらい 丁寧な織り方。 巻きスカートである シンの上部分。 これだけ織る技術があるのに 糸を輸入しているなんて勿体無い! そう実感しました。 技術料より原材料(糸)の方が高いんじゃないか!? ということで今回は、私たちのプロジェクト 「ラオス養蚕」に より確実な需要を見出せた1日となりました。 さてあちこちして 疲れが溜まった時は 現地の草を食べるに限ります。 苦いんですが これがまた美味しかった! 栄養をつけて明日も一日頑張ります! 明日からは首都のビエンチャンに移動。 とっても昔に行ったっきり どんなまちになっているのでしょうか? ...

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ラオス紀行

ラオス訪問記 17年9月その2

ヒマを見つけて一安心 お次は桑 家蚕のための餌を探しに 別の村にやってきました 家蚕はマルベリーシルクと呼ぶんだそうです そのマルベリー=桑は あまりこちらで自生のものを見かけません そこで以前垣根に使っていると 教えてくれた村へ おお! 耕運機もあるじゃないですか。 何を作っているの? と聞くと バナナが病気で全滅し、 今はキャッサバを育てている とのこと。 でも今はキャッサバの値が暴落 やはり色々と難しいことを実感しました。 で 目的の桑はというと、 !? これは? 熱帯種じゃない? ラオスでは熱帯種でなくても育つのだと驚き。 葉っぱもなかなか元気そう。 一年前にあの木から挿し木したんだそう あの木!! 桑が巨大に育ってました。 北部から持ってきたんだそうです。 何にするの? と尋ねると 実を食べるんだとのこと。 で、 すぐ隣には 熱帯種も育ってました。 比較的桑の育ちはいいようです。 で、早速 あのでっかい木から 少しおすそ分けしてもらって 挿し木してみました。 さぁ根がつくでしょうか? 農家のお兄さん曰く 挿すだけで簡単だそうです。 ...

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ラオス紀行

ラオス訪問記 17年9月その1

ヒマ・・・ ヒマ・・・ ヒマ・・・ ヒマーーーー! ・・・ と、暇を持て余している訳ではなく、 ラオス到着後休む間も無く ひたすらヒマを 探していました。 ヒマはひまし油に使われる亜熱帯地方の植物だそうで、 実は、 今回の目的の一つであるエリ蚕の食べ物なんだそうです。 ということで 野生の 現地のヒマを探していた訳です。 釣り人が巧みな技で 漁をするその脇 メコン川の川べりにも少し 道路を走らせた湿地帯?の脇にも少し 自生のヒマは思ったより 早く見つかりました。 ヒマの実も 花も確認することができ ひとまず安心。 ところでヒマって どうやって増やすのでしょう? やはり種をまくのでしょうか? ご存知の方教えてください。 せっかくなので ヒマのディーゼルオイルや 美容オイルもできたらいいなぁと 思いばかり先行しています。 ...

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タイ紀行

タイ訪問記 17年9月その4

いよいよ慣れたタイを後にして ラオスに向かいます。 今回はウボンの町から バスで行くことに。 ウボンからは バスで2時間ほどでラオスに到着します。 バスだと 一人200バーツ 色々考えると陸路で行く際はバスが一番楽で安い! 東南アジアの歴史的拠点。 メコン川を越えれば いよいよラオスです。 (正確には超える前に国境があります) 国境は徒歩で超えて なぜか一人100バーツ徴収。 以前は50バーツだった気がしますが、 そこは言いなり・・・。 袖の下がまだまだあるのかな? いよいよラオスのパクセに到着 ラオス養蚕に向けて いよいよスタートです! ...

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タイ紀行

タイ訪問記 17年9月その3

汚れた車を走らせながら さらに来ました 次の村は バサファンさんの村 (毎度呼び名が難しく、正確な音は捉えれていません) こちらでは 藍染の糸を注文。 見事に 藍のむら染めができています。 色の濃さや均一性を注文すれば もう一度染めたりできるとのことですが、 今回はこの ムラ染め が綺麗に織れるか試してみたいと思います。 織りは日本の長野の先生に今回はお任せです。 組織を研究してもらう予定・・・ 頼みます先生。 ちなみに横に見える黄色いシルクは 非加熱シルク。 世にも珍しい水繰りの シルクを実験していました。 まだまだ実験段階。 めちゃくちゃ綺麗な カイガラムシで染めた糸。 これも欲しかったのですが、 注文品でした。 新たに平面まゆも 作ったりしていますが、 実はタイの事情が変わる中で 地方の村の産業が厳しいとこに来ているそうです。 本ブログでは政治的な見解はしませんが 国王がなくなり 軍事政権になり 商い全般に苦しいところになっているとのこと。 村の彼女は 「どんなことでも言って欲しい 直すし新しい技術も身につける」 ととってもやる気があるのですが、 一方で 「工場に行かなきゃいけなくなるかも・・・」 と半分冗談のような 半分本気のような表情が印象的でした。 私たちも 売れるものを作り 伝えていかなければと 改めて思ったシリアスな一日となりました。 ...

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生繰りシルク

女王が認めたトップのシルク

またまたやってきました タイの女王 シリキット女王が認めた トップの織り手 そして できていました 一日早く着きましたが なんとか 間に合わせてくれたようで アイロンをかけながら このスワイ(綺麗)な生地の 色の説明。 横糸に生繰りの特にいい 糸を使って 織り上げられた生地は シャリ感と 張りがあって 着物に最適です! 色違いも オーダー通りに 綺麗に仕上げてきてくれました さすがです。 ここに来る前に 洗ったばかりの車が 早速赤土まみれになりながら 来た甲斐がありました。 ちなみに・・・ ということで 高僧が纏う絹もこちらで作られているそうです。 一番下の色がそうですね。 高尚な色です。 ...

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タイ紀行

タイ訪問記 17年9月 その2

タイのビタミンは やっぱりこれ。 酸っぱい系のフルーツ。 青いマンゴーやら パイナップルやら 名前の知らない柑橘類。 めちゃくちゃ酸っぱいんだそう。 ドンムアン空港を後にした私たちは そんなビタミンを入手しながら 一路イサーン地方へと車を走らせます。 ドンムアンから3時間。 村の各地を教えている 先生の元へ タイの糸繰り を教えてもらいます。 簡単な糸繰の機械もありましたが 残念ながら 政府のものだからと いただけませんでした。 (厚かましい) 先生が教えている村には こんな立派な機械も! もちろん頂けません! ・・・・ なぜ今糸繰機を? まだまだ 未定の未定 スタートラインにも立っていないのですが こっちで 養蚕ができないか? という計画がありまして。 糸を繰る機械もついでに探しているんです。 ということで どなたかご存知の方。 不要だよというかた 是非お知らせを。 さて、 最近はすっかり養蚕の話が多くなっていますが 次は生地をオーダーしている村へ行ってきます。 雨季につき雨がポツリときましたが 大丈夫でしょうか? ...

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タイ紀行

タイ訪問記 17年9月 その1

サワディー ということでタイにきました。 ここはドンムアン空港のすぐそば。 立派な寺院と 空港と バロック小屋の アンバランスが なんとも不思議な気持ちになります。 さて、この空港は ご存知の通り 以前の国際線の空港。 今は、LCC系の安い飛行機が多いそう。 でも成田行きも飛んでいたし、 国際線・国内線ともまだまだ活躍だそうですが やはりスワナプーンに比べると 随分静かで ガランとした様子でした。 そんな空港で チェンマイの先生と打ち合わせ。 とっっっっても優しい先生で 忙しい中 私たちの都合に合わせて なんとか時間を作ってくれました。 特に今回はエリ蚕に興味を持って お話をすると 時間があるならチェンマイに来てもいいとのこと。 日曜日でもいいよ と優しい言葉に甘えて 他のスケジュールとの調整もあり未定ですが 「行ければ是非行って見たいです。」 と伝えると 二つ返事でオッケーでした。 エリ蚕は コットンのような柔らかさと シルクのような光沢を持った 優しいシルクのイメージ。 さぁ今回はチェンマイにたどり着けるのでしょうか? エリ蚕を見ることができるのでしょうか? 乞うご期待。 ...

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商品開発・実験

デニムの臭い実験中〜

デニム。 ほとんどの人がはくであろう パンツ。 このデニムに関しては 結構なマニアがいるそうで 芸能人でいうと 草薙くんとかでしょうか? 「洗わないで 色落ちを楽しむ」 なんて方も結構多いのだそう。 そこで 「デニム 臭い」 で検索すると 結構皆様デニムの臭いに悩まされているようで・・・ それはそうでしょう。 洗わないのだから・・・ ということで 実験してみることにしました 黒耀水。 写真は着物のカビ用ですが デニム実験用にて実験。 1週間洗わずに 履き続けると 少し香ってきます。 フローラルとは真逆の香り。 汚いなんて言わないでください。 実験のためです・・・ いわゆるデニムを洗わずにいる人の デニムの香りです。 そこでプシュプシュっと 15プッシュほど その場ではさすがに 香りが無くなりません。 で、 翌日 なんと ほとんど香りがしません。 そのまま1週間は 香りがないまま 1週間後に 少し香りが戻ってきたり 戻らなかったり。 なんだか不安定な動き。 この中で微生物が戦っているのでしょうか? あくまで汚れが落ちるわけではないので こういう履き方 使い方をするかはまた別問題として デニムに対しても 効果を確認できました。 素晴らしい 黒耀水。 試してみたい方はお気軽にお問合せください。 さて、今月は18日〜来月10日すぎまで タイ・ラオス・インドネシアと出張です。 帰国後しばらくのちに 久しぶりの 展示会も予定しています。 楽しみにしていてください。 ...

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商品開発・実験

やっぱり凄い!松崎町の桑茶

浜松を後にして向かった先は 松崎町。 西伊豆のさらに南の方。 修善寺をさらに南下し 堂ヶ島も通過 たどり着いた先は海の綺麗な 松崎町。 (道中とっても綺麗な岩場や 観光できるフェリー船などを眺めながらも 運転中につき写真なく・・・) なんと、 天気がいいと富士山が眺めれるのだそう 松崎町温泉旅館組合より拝借 お時間許す方 是非遊びに行ってみてください。 温泉と海の素敵なところですよ。 と、話がそれてしまいました。 今までで"一番!"美味しいと思った 桑茶は そんな潮風を感じる 空気の澄んだ町で作られています。 早速案内してもらったのですが 桑の色がとっても綺麗 青々としていて 元気いっぱいに育っていました。 7月に一度お茶にしたとのことで 約2ヶ月でこんなに大きくなってました 環境と品種の相性がよかったのでしょう! 感心したのは桑の生産だけではありません。 やはり今健康ブームということもあり 各地で桑の生産が行われてはいるのですが、 今までと違うのは やはり 桑ー>お茶 への作業かと実感しました。 なんと こちらの桑茶は 収穫からわずか4時間のうちに お茶にするのだそう。 だからなのか 苦味・・というか桑茶独特の味がしません。 とっても飲みやすいんです 工場もとても清潔。 農薬や 放射能の検査も しっかり検査機関に出すという徹底ぶり。 久しぶりに 素晴らしいものづくりの場を 見せていただきました。 効果効能は言えませんが ここの生産者が実際にとった 統計はまた後日載せたいと思います。 中性脂肪がきになるかた 血糖値がきになるかた必見です! ...

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