5月29日 この三日、今までの晴天が嘘だったように 恵の雨が毎日降ってくれています。 おかげで養蚕の要である桑も無事に育ち始め、新たな挿し木も元気一杯。 これで一安心。 さぁ、そんなわけで雨も降ったし、 もう待ってられない! 「食べれる森を作ろう!」 (食べれる森とは・・・は↓の記事をご覧ください。) 森と言えばやっぱり木。 ここは食べれる森になる予定なので、やっぱり実をつける木を植えたいところ。 フルーツはできれば渋〜いのではなく、甘くて美味しいの! 渋いのは雑草たちに任せます 幸いラオスは熱帯モンスーン気候 フルーツが美味しいんです! しかも育ちが早い! 熱帯モンスーンで美味しい実と言えば? やっぱりマンゴーは外せません。 山の小さなマンゴーもいいんですが、実の量からするともう一回り大きい中ぐらいのマンゴー。年に3回も実をつけるし、原種に近い、とっても美味しいマンゴーなんです。(下の写真は去年植えたもの。こんなに小さいのにすでに何個か実をいただきました) お次はグァバ。 ウォンさんがくれたグァバが美味しくて、コンポートにしても美味しくて、もうこれは是非育てたいとセレクトしました。 木ではないですが、外せないのが、パパイヤとバナナ 野菜としてもフルーツとしても使える優れもの。 高さも低めで、高い木の間にもハマるし、1年後には実たくさんつけてくれるありがたい存在。 さすが草。ちなみに4〜5年すると実が取れなくなるので中位からカットしてあげれば、そこか芽が出てまた新しい実をつけるそう。おそるべし草パワー。 フルーツとは違いますが、カシューナッツもよく育つということで、カシューナッツも選択。カシューナッツができるとなれば、これはいよいよ焙煎機(といっても薪をくべる古いタイプのもの)を投入したくなりますね。ベトナムの超美味しい薪焙煎カシューナッツの味が忘れられません。 あとは間に低めの木で、コブミカンとライムも植えてみました。ココナッツも植えたのですが、これは一体何年後になるか分かりません。 ということでこれらを5m〜10m間隔でスンスーンタムタム(高〜い、低〜い)を組み合わせて、色々配置。 スン、タム、スン、タム を繰り返していたのに、気がついたらスンスーンスンスーンスンスーン(高い高い高い高い)になっていた。 「オンちゃん!これスンスーンスンスーンスンスーンやん!」 「うん、スンスンスンスンやよ。ダメなの?」 「あ、うん。。。。ボペニャンボペニャン(まぁええよ)。」じゃぁここの下は日陰いっぱいで育つ何かを育てれはいいか。 「想定外だ!」と思うことでも意外と面白い方向に転がることがお多いので、ボペニャン精神でそのままにしています。 そして周囲にはおきまりのバナナ。 ということであっという間にベースの植樹が完成しました。 もちろんこれで全てではなく、まだ他の種類も植えれるように、若干スペースを残しています。何か熱帯で育つ食べたい候補があれば是非コメントください。できるかは別にして参考にしたいと思います。 (ドリアン・ジャックフルーツもできるんですが、何となく候補から外れています・・・少しくらい植えてもいいかもしれませんが。) さぁ、あとは雨が勝手に大きくしてくれます。 手を加えなくても育つ。自然の力はやっぱり素晴らしいですね。 最初は人の手で植樹や苗を植えていきますが、自生のものが出てきて、循環していくといいなぁと思っています。 何にしてもまず1年間は試行錯誤色々やってみたいと思います。 ...
昨年パイナップル村のおっかさんからもらってきたカットした頭の部分。 根がつくといいなぁと数個植えてみた。 だけど残念ながら、ほとんどこんな状態。 これは最近撮った写真ですが、乾期真っ只中はもっと茶色だったと思う。 何かを植えるって舐めてちゃいけないな〜と思っていたのですが、 雨が大きく降り始め ある朝パイナップルをみてみると じゃん! 復活です。 あんな枯れた(ように見える)状態で半年じっと耐えてたのでしょうか? 枯れたように見えてもまた芽を付けれるという、人生のお手本をパイナップル先生に見せていただきました。 本日の生薬 ついでの本日の生薬 農場に自然になっている葉っぱ。 その根っこを食べる。 本当は水をかけながら石ですりつぶして伸ばした食べるそう。 めちゃくちゃ苦いです。 イボツヅラフジを彷彿させる苦さです。 胃腸薬として活躍するそうですが、今のところ胃腸快調なので効果のほどはまだわかりません。 イボツヅラフジといえば、無事に芽が出始めました。 雨の力はやっぱりすごいですね。 ...
ラオス農場の実験はいよいよ次のステージに移ります。 これまでウォン先生やスタッフから色々自然の恵みをいただく中で、ラオスに適したものや考え方が少しづつわかってきました。 彼から頂くもののほとんどどれもが市場で売られるものよりしっかりとした味があります。 その根本はどこなのでしょう? (写真:何でこんなところに?というところに見つけたパッションフルーツの茎) それはきっと自然にあるものを採ってきているだけだから。 なるほど。人間も自然の一部だから当然と言えば当然だけど、なるべく自然に近づけた方が、体にいいものができるのか。 ということで、彼の知恵を借りながら、農場にある900平米(30m x 30m)の土地に森が作れるか?この雨期から実験スタートです。 土地の現状は? 場所は昨年陸稲のもち米を作った土地。 「今年はどうしようかな〜」とずっと考えていた土地。 これだけ土が見えていて日陰もないとなると、土は保水できないし、農作物は育ちにくい。しかも水をまけるわけでもないですし。 雨期は粘るし乾季はクワも通らないほどカチカチになる土。 しかし土が全くダメなのか?といえばそんなわけでもなく、 土の中には日本には比べ物にならないくらい多様の微生物が確認できたのです。乾季はゆっくり休んでるのかな? 私の力なんて微弱中の微弱なんですから、これは彼らに働いてもらうしかないでしょう。 こんな森1 色々なものが収穫できる森 ただ単に自然に任せて放置した森を作るのではなく、理想はいわば「食べれる森」 しかも果物一種とかではなく、まるでウォンさんがどっかから食べ物を持ってくるように、今日はマンゴー、今日はパッションフルーツ、今日はナス、今日はトマト、今日はバナナ、今日は・・・・ といった多様な品種が入り乱れた食べれる森。もちろん食べれる雑草も入り乱れてもらいます。(入ってもらいたくなくてもきっと勝手に入ってくるでしょうけど・・・) こんな森2 ほとんど自然の力で循環できる森 自然はとっても複雑に多様でできている。 高い木、低い木、多年草、一年草、蔦などが入り乱れて、そこに虫や鳥も入って生態系を整えている。 それぞれがバランスをとり、共生しながらそれだけで循環できるのが理想の状態。 人も時々手を入れますが、彼らと等しく役割を担う共生関係であるといいなと思っています。 (かっこいいことを言ってますが、ただ農家さんのように日々お世話できないので、虫や微生物、鳥たちに働いてもらおうというわけです。) 思いに至った少しシリアスな理由 世界の砂漠化はラオスも目の前? 理想ばかり書いてきましたが、少しシリアスな話も 南ラオスの農園の周りは、キャッサバ畑がいっぱい。 いっぱいだなぁというだけだったらそこまで深刻でなかったのですが、畑の面積の広がるスピードが異常なんです。 もともとあった山や森は焼かれ、耕され、キャッサバ畑にすごいスピードで変わっています。特にここ1〜2年はすごいスピード。 これはきっと世界中で起こっている現象ですが、目の当たりにすると実感がわき、考えさせられます。 詳しい話は割愛しますが、表土が見えると砂漠化に拍車がかかります。土を耕すと砂漠化が加速します。 こんなことを繰り返してたら、せっかくの豊かな生態系は数年で崩れ、キャッサバさえ育たない環境になってしまうかもしれません。 消費社会の犠牲が消費しない人たちに降りかかるとは何ともやるせません。 彼らにも生活がありますから、辞めろなんて無責任なことは言えません。 だったら、豊かな生態系の元、もっとお金になる手法を考えればいいだけです。 とは言え私たちの小さな力では大きなことは言えませんので、 まずはこの900平米の小さな土地からスタートします。 やらなきゃ始まりません。 でも、もし気に入ってくれればスタッフの土地でも来年はやってもらえるといいなぁ。 これから1年かけてあの禿げた土地がどう変わるのか、不安と期待で久しぶりのワクワク状態です。 ...
ひさしぶりに新しい種類の食べれる草をウォンさんが持ってきてくれた。 名前は・・・あるようでないようで。 それがこの草 雨期には大きくなって実が垂れ下がるんだそう 食べ方は、切って揚げて塩で食べるだけ。 早速調理開始。 って調理ってほどのものでもないんだけど、揚げ始めてびっくり! フライパンから漂う甘い香り。 どっかで嗅いだことのある香り。 そうだ! 映画館だ! ポップコーンだ! あの程よく甘く香ばしい香りに食欲がそそられます。 早速試食。 パリッ うまい! 味もまさにポップコーン。 これはいいつまみに・・・ と思ったのですが、噛みきれない。 繊維が強すぎて、噛みきれないんです。 噛めば噛むほどどんどん口の中で凝縮されて小さな固形物に。 その後、叩いて湯がいて塩で揉んだあとで揚げて見ましたが、結果は同じ。 とっても美味しいんだけど、噛みきれない雑草食の紹介でした。 結局最後は小さくなったまま飲み込んでしまいました。 ついでに竹の子?と思われたこの茎のようなもの こちらは炙って塩で食べるだけ。 とっても美味しい茎でした。 ...
ラオスでは汗をよくかく Tシャツはご多聞にもれず匂いが取れなくなる。 重曹や酸素系漂白剤なんて、はっきり言って効果出てるのか? というくらいこの匂いは取れない。 きっと運動部系の部活をやっている人やその親ならわかる匂い。 そこでラオス産の玄米で酵素を作って 臭ったTシャツをこれに浸けて洗ってみた。 すると、 なんということでしょう! 漂白剤でも重曹でも取れなかった匂いが確実に軽減してるではありませんか! どういう訳か、私にはわかりませんが、Tシャツの菌のバランスが変わったのは確かです。 (匂いの元は菌。繁殖して、その代謝物としてノネナールとかの分子が出ているらしい。) ちょっと揺らすだけでブクブク出てくる発酵力。 ラオス産の玄米にはかなり多くのパワーが宿っていそうです。 そんなパワーの持ち主、ラオス玄米。 玄米粉にしたり、玄米麺にしたり、色々試せるといいなぁと思います。 ...
少なくなりつつある草葺の屋根 ラオスの伝統的な建築では屋根はやっぱり草葺。 北のほうでは木の皮を利用したりもするらしいですが、この辺りは、草葺の家が主流でした。 みんなの農場にある休憩小屋もやっぱり草葺。 ところが、今徐々にというか急速にその数を減らしています。 減少する理由 減少の理由の一番はやっぱりスレートの屋根のほうが楽で長持ちだからでしょう。 草葺の場合3年くらいで葺き替えをしたほうがいいのですが、スレートでしたら5〜10年くらい持つんじゃないかと思います。(劣化してもそのまま使えばもっと持つかもしれません) 新しい家はみんなスレート。 (ひょっとして現地の人にとって、スレートのほうが新しくてかっこいいなんて気持ちも若干あるかもしれませんが。) もう一つの理由は屋根材を作る手作業と工賃のバランスの悪さ。 屋根材料を作るのも一苦労。だけど1枚50円くらい。 今回の4m×6mに庇をつけても2万円しない。 草を用意するので、その土地も他の農作物を作れなくなる。(まぁ雑草なんで手入れする必要は無く農場の手入れに関しては楽ではあります) 草葺を作っていた村はキャッサバ畑に そんなわけで、草葺屋根の材料を作っていた村は、今年は全て草を刈ってしまいキャッサバ畑に変わってしまいました。 それが1つの村だけでなく他の村も。 とっても残念だけど、時代の流れで仕方ないのかもしれません。 でも、土地にあったせっかくいいものだから少しでも残ってほしいものです。 草葺の利点 そんな大変な草葺を蚕室に利用した理由は、やはり涼しさ。 これは自分で体感して確信したのですが、かなり涼しいです。 他のスレート屋根はどれも熱をもってしまって、熱波がずーっとやってくる感じがします。 室内も熱気がこもってしまいます。 ところが草葺はそれが全くありません。 やっぱり元々その土地にあったものは、野菜も建築も土地にあっているんですね。 そんなわけで、草葺を利用した蚕室に屋根がつき、いよいよ外構を残すのみとなりました 情景にも馴染んでくれてかなりいい感じです。 完成まであと2〜3日。 その後は棚や蚕座など細かな道具を作っていきたいと思います。 ...
綺麗な繭ができました 先日から予定外に生まれてきた20頭ほど。 予定外だったため、どのように育つか? どれくらいの繭ができるか? 心配だったのですが、 できてみると、見事立派な繭を作ってくれました。 重さも遜色なく平均2.1〜2.2g程度。 姫子ちゃんと言われる生まれながらに小さなお蚕さんの繭も1つ入っていたので、かなり十分な大きさです。 ということで羽化がはじまる前に早速キリ繭にしました。 こうして生きているうちに中の蛹を出すことで、繭に熱をかける必要もなく、 綺麗なままでいてくれます。 (熱をかけたり、乾燥させたりする度に、繭の特徴であるシルクタンパクに変性が起こってしまうので私たちは基本的に生の繭を使います) さて、繭ができたということで蛹もできています。 今回は交配に回さないため、蛹は羽化させません。 蛹は現地の人の貴重で美味しいタンパク源としていただいてもらうのです・・・が、 今回は私たちも長い間ラオスで滞在しています。 ということで、 私たちもお蚕さんの命をいただくことにしました。 蚕カレーに挑戦 作ったのはお蚕さんカレー。 昆虫料理初心者に合わせ蛹の原型は残しませんでした。 作り方はいたってシンプル。 豆カレーを作ってそこに蛹を投入するだけ。 一点いつものカレーと違う点は、バジルを多めに入れてあげること。 お蚕さんを入れる量にもよるのですが、少し味が強くなります。 それを消してくれるのが、バジル。 2者が見事のマリアージュし、いつもの野菜と豆だけのカレーに比べコクと香りを演出してくれます。 虫の味がするか? いえいえ、多分言われなければ分からないと思います。 そんなわけで結構美味しいカレーになりました! お蚕さんを食べてみて、体はどう感じたか? 毎日野菜・草・玄米を基準にほとんど肉を食べない生活をしていると、食後の体もとっても静かな感じがします。 一方、お蚕さんをいただくと、どちらかというと、体内で「動」を感じます。 体もいつもより暑くなり、血液が動き始める感じです。 動物性タンパクの牛や鶏の肉でも味わえない不思議な感じ。 ということで昆虫食は豆がないときのタンパクの摂取にいいのかもしれません。 ...
昨日熟したバナナの粉を作ってみました。 どうして作ることになったか経緯を話す前に、先に結果。 熟したバナナの粉は、思っていたより美味しいパンケーキができます! 写真は試作。 まずはベーシックな味を、と 米粉とバナナ粉とベーキングパウダーで焼いたもの。 砂糖を入れず、小麦を入れず、しっとりふんわりとした食感で、甘く美味しいパンケーキ ができました。 きっと粉だけでクレープ生地とかに利用しても美味しいんじゃ無いでしょうか? 小麦アレルギーの方でもきっと安心して食べることができます。 グルテンもフリーです。 しかもこのバナナは天然物100% 一切の薬を使わずに作られた自然のバナナ。 気軽に自然の力を取り入れていただけます。 今のところひとまず試作段階ですが、しばらく色々と試してみたいと思います。 バナナ粉は失敗から生まれた さて、そんなバナナパウダーができる経緯は失敗から。 石のように硬いバナナと称されるバナナの品種を入手してしまったのが前回の 乾燥蒸しバナナ作りでわかったバナナの種類 この記事。 二種類あるって分かった、美味しく無い方のバナナの品種が石のバナナ。 この時は、なんとも失敗したなぁ でも二品種があるって分かっただけでも失敗した価値があるや。 程度に思っていました。 「まぁ硬めの乾燥蒸しバナナでも食べれるし、そこそこ美味しいし。」 程度の気持ちで、残りの硬いバナナを干していました。 すると、なんと、これが思った以上に硬くなってしまった。 まさに石のバナナ さすがにこれは食べれない! ウォンさんもお手上げ。 捨てるしかない。 ・・・ いや、パウダーにしてみよう。 となってバナナパウダーが誕生したのです。 これが予想以上に美味しかったのでびっくり。 甘みがあるので、残念ながらネギ焼きにはマッチしませんでしたが、パンケーキなどには最適な感じがします。 デザート作りに詳しい皆様ならどう料理するでしょうか? ...
五月に入り、少しづつ雨が降り始めました。 例年より遅くて少ないようですが、それでも徐々に農園に緑がやって来ています。 いつのまにか植わっていたトウモロコシ。(右側) 左奥は多分カランガル(カー) オクラさんも気候と土壌にあっているのか、元気に育ち始めています。 セロリのような味のする葉っぱ(ウォンさんは大きなパクチーと言ってましたが、セロリ系の味です) 市場で根っこ付きを発見したので植えてみたのですがこちらも無事に芽が出始めました。 ちなみにこのセロリっぽい葉っぱ 根っこに根粒がみられます。 窒素固定してくれるでしょうか? バナナはなんと60本以上植え終わりました。 こちらはこれから芽が出始めるでしょう。 メティ(フェヌグリーク)も適当に撒いてみたら芽が出始めてます。 こちらは、気候や土に合うか?バッタにやられないか? まだまだこれから様子見です。 9割ほど根がついた桑の挿し木もそろそろ植えどきです。 ラオスのマメ科で欠かせないのがこのピーナッツ。 二種類あるそうですが、あまり考えずに撒いているそう。 個人的には下の方が、歯ごたえあって美味しかったですが。 これはこれから農場の桑の間に植えてみたいと思っています。 こちらも被覆作物として活躍してくれそうで、間に植えたいと言ったらすぐに理解してくれました。 土が綺麗になる、桑がよく育つ という表現をしてくれたので、やはりこちらの知恵にも間作があるのだろうか? ということで、これから色々な植物が活動を始めることでしょう。 自然はいつも同じ姿をしていません。 日々少しづつ変わる農場で、どんなものが出てくるか?どう変わるか?楽しみです。 ...
昨日、美味しいバナナと美味しくないバナナがあるとわかった。 だったら美味しいバナナを作ってみようと相談した翌日の今日。 早速バナナ植えが始まりました。 方法は簡単 今あるバナナを根っこを少しつけて掘り起こし、 上部をカットして埋めたい場所に担いで行って 土をほり、埋めるだけ。 なんて簡単。 大変だけど簡単。 でもこれじゃぁ、ただ移動させただけじゃないか? なんて思われるかもしれませんが、これ生姜とかと似ています。 子供の部分だけもぎって植えると、そこから大きくなるような感じです。 バナナは一本を取ってきて、植えると、そこから10本とかが生まれて来るようです。 しかも約1年で収穫でき、3年でいっぱい収穫ができると言うのですから、その速さや強さには驚かされます。 一度植えたら手を加えないで良いと言うのも良いところ 地にあった植物は育てるのが楽で良いですね。 来年の今頃は農場で育ったバナナで乾燥蒸しバナナが作れると思うととても楽しみですね。 ...
以前の記事でも紹介した乾燥蒸しバナナ。 かなり美味しいので、乾季が終わる前にもう一度作ってみることに。 そしてそこで新たな発見が。 以前の記事はこちら↓ ドライバナナ作り その2 バナナは蒸すと赤くなる まずはバナナの熟させ方 大量販売のバナナは薬で黄色さをだす。 そんなことをみんな言っています。(真実は不明) しかし、この村がバナナの熟しに使うのはこの葉っぱ。名称は不明。 普段この葉っぱは魚をとるのに使う(魚が食べる?)らしいのですが、 今回はバナナを包み込みます。 包み込んで袋に入れて、2〜3日日陰で放置するだけ。 すると見事に黄色く熟します。 熟すと言うより、若干発酵が促進されているようにも感じました。 魚をとるための葉っぱですが、まだまだ奥が深そうです。 同じようで違う?バナナの種類 そして熟したバナナをカットして天日干しをしたのですが、ウォンさんからご指摘。 こっちはいいけど、こっちはだめ。 美味しくない。 赤くならない 全く同じに見えていたバナナ。 しかも同じところから入手したのに、どうも味が違うらしい 写真ではわかりませんが、熟して甘くなったバナナと もう一つは硬くパサっとしたバナナ 両方とも若干黒さが皮に出始めたくらい黄色く色づいていたもの。 だけど味は全く違います。硬さも全く違います。 よくよく聞いてみると、なんと言うことでしょう! 同じに見えていたバナナにも種類があったなんて。 小さいバナナや大きなバナナ、種ばかのバナナはわかるのですが、まだ他にも種類があったとは初耳です。 なるほど、あの赤く美味しいバナナにはこんな秘密があったんですね。 美味しい種類の美味しい瞬間だけをピックアップして作られた蒸しバナナ。 なおさら貴重に思えてきます。 (ちなみにこの一見同じに見える二種は同じバナナとし流通に乗り販売されるようです。) おかげでまた新しい事実を学ぶことができた一日。 早速明日は美味しい方のバナナを農場に植えてみます。 さぁ乾燥したバナナは無事に赤くなるでしょうか? 明日以降おってまた報告いたします。 ...
いつも精米機で作っていた玄米。 今回は杵つき玄米ができるとの話を聞きつけ、早速やってもらってきました。 ラオスの伝統的な精米方法 現在はほとんどの村で精米機を使う精米方法を用いていますが、まだ一応道具と技術が残っていました。行った先はオンちゃんの妹さん宅。 手法は、まずこの杵と臼のような道具を使って、ひたすら米をつきます。 かなりの力仕事。 手が真っ赤になってました。 腰の使い方がポイントだそうです ある程度ついたらザルでパッパッと米を返します。 軽い籾殻や糠は外へ落ちて行きます。 何回かパッパを繰り返したら、再び杵つき開始。 杵つき、パッパを 4回くらい繰り返したところで、ザルを左右にゆすり、上手に精米したものだけを分けて行きます。 基本的に女性の仕事らしく、オンちゃんにやってもらったらご覧の通り。 へっぴり腰。力加減も難しく、力が強すぎるので米が結構割れていました。 玄米から白米に変えての1週間 ということでやっと玄米を手に入れることができました。 玄米がない1週間を通じ感じたことは ・胃腸がもたれる感じがして、スッキリしない ・体が重く感じる ・白米の味のなさに驚く(豆でも入れないと味がしない) ・米・おかずの量が必要になり、味付けも必要となる と、今回やっぱりラオス玄米の美味しさ、排出力を実感しました。 美味しいヘルシーなラオス玄米。あと2ヶ月ほどで再び田植えの時期がやってきます。 ...