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商品開発・実験

一路信州へ

ラオスから帰国しわずか1週間 信州へ行ってきました。 するとまさかの雪。 本日は全国的に寒波 大雪ですが 先々日でも 雪が残っていました。 実は 現在丸杉は信州大学繊維学部 梶浦研究室と共同研究中 そんなこともあり ラオス養蚕でできた 繭を早速研究室へ 平均して2g以上 そして 肝心の繭の質はどうだったのでしょう? 詳細はもっとしっかり 調査してからとなりますが、 ひとまず 基準をクリアできそう。 というより、 「糸の強さでいけば 日本のより強い糸ができているんではないか? という所感。」 だそう! 同じ品種であるのに ラオスのほうが良さそうという結果に! ひとまず安心しました。 どうも 餌である桑の菌のバランスがいいんじゃないでしょうか? 無農薬・無抗生物質で作られる桑 を食べたお蚕さん の繭 美容用の開発が待たれます。 ...

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お蚕さん育成記録

ラオス養蚕 羽化の一部始終

本日やっと ラオスよりベトナムホーチミンに移動。 日本への乗り継ぎが悪く12時間近く待ち時間。 なので一度入国。 1ヶ月以上自然の中にいると 大都会にきたように感じます。 さてさて 今回のラオス養蚕 紆余曲折ありましたが 最後に カイコガ誕生の瞬間を 紹介。 繭の先端が濡れ始めます。 酵素を出して溶かすようです。 少し顔が見え始めました。 ちょっと昔のエイリアンの映画を思い出します。 一部外に出ました。 こうなると早いです。 ググッと 足や羽を動かしながら 胴体が現れます。 くねくねと体をよじり 最後はスポっ という感じで抜けます で休んで入る所に (実際はフェロモンを出しオスを呼んでいます) 元気にオスが到着 バタバタ羽を羽ばたかせながら 動くのはいつもオス。 メスはでーんと構えています。 お尻を器用に曲げて 晴れてつがいとなりました。 仲睦まじく 寄り添うと 激しく動いていたオスの羽も ほとんど動かなくなり じっとします。 お蚕さんの成虫は 実は飛ぶことも 食べることも 飲むこともありません。 子孫を残すために成虫になるのです。 こういうと結構かわいそうだ なんて声も聞こえるのですが、 実は子孫を残すためだけに 成虫になる虫は結構多いらしいです。 成虫になり 交配し 子孫を残せるということは 彼らの命が全うされたと言えるのだと思います。 ということで全ての工程を終え ゲストハウスを出ると 牛の群れが! 隣の家の土地から 草を食べに侵入してきていました。 すっかり慣れていたのですが パクセに来て ホーチミンに来て やっぱりすごい光景だと 思えて来ました。 そんな自然と一体のラオス南部より ラオス養蚕日記でした。 最後にパクセの日本ラオス友好橋...

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商品開発・実験

黒耀水と微生物の力を実感

黒耀水 自社製品ながら、 とってもこの製品に助けられたラオス養蚕。 バイクで転んで怪我をしたり 毎日虫に刺されて痒かったり 痛かったり 腫れたり。 そんな折、シュッと一振り なんとも不思議な話ですが 腫れやかゆみがひいていきました。 強い日差しで かなり日焼けしましたが、 こちらも皮が向けることなく 赤くなることもなく 不思議としっかりと 日焼けができました。 あくまで本当に個人的な実感です。 効果のほどは人それぞれでしょう。 「黒耀石には微生物を呼ぶ力がある」 それが功をそうしたのか まだまだわかりませんが、 きっと微生物の力によるものだと 個人的には思っています。 ということで少し今回 読んだ本を紹介。 「微生物?」と思う人に 是非読んでいただきたい オススメの本です。 衝撃的なタイトルですが、 読み終えたら 決して大げさではないんじゃないかな? と思えます 微生物。 知っていそうで 全く知らない世界。 それもそのはず。 本格的に研究が始まったのは ごく最近のこと。 2013年に第一弾のマイクロバイオータ(体内の微生物群) の研究が終わったばかりなのです。 人のDNA解析が終了し 「何もかもが解読できるのではないか?」 と思われたのが 2003年。 しかし、現在多くの病が克服できずにいます。 それどころか新たな病が次々報告されています。 それもそのはずヒトゲノムの細胞はわずか稲の半分!!! どうも人を構成する 他の要素がありそうだ ということで注目されたのが 体内外に宿る微生物群。 マイクロバイオータ その数100兆個!! 微生物は人間の体内外に 人細胞の10倍あるというのです。 これは人体を語る上で無視できないでしょう! ということで、 本の内容は 様々な実証実験の結果を細かく書いています。 思わず頷いてしまう内容に 微生物をもっと知りたく そして大切にしたいと思えてきます ご興味の方...

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ラオス紀行

ラオスの食事事情

まずは営業案内。 12月の丸杉は24日のみオープン。 15時まで営業です。 1時よりら・そらさんのカフェもありますので 旅のお話と共に 是非足をお運びください。 来店者には黒米ギフトもご用意しています。 長期に渡った よラオスの養蚕もいよいよ大詰め 初めてのラオス養蚕にしては なかなかの結果だったのではと一安心しております。 予想より上質な繭ができて これならきっと いい美容の材料となれるでしょう! ・・・希望も込めて。 さて、そんなラオス 一体何を食べてるの? と聞かれたことがあります。 これはある一日の光景。 比較的メジャーなのが 米麺。 地域に自家製麺やさんがあり 発酵させたコメを ところてんみたいに出して 麺にするんだそうです。 市場で売っています。 防腐剤も使わないため 一日で発酵が始まり 酸っぱい感じの匂いが出てきます。 この麺は以前 タイの東北部イサーンでもお目にかかった品。 ほとんど同じで スープも坦々麺のような感じ。 結構美味しいです。 これはまた違う一日。 市場で買ったものをシェア。 竹の子の煮物。 魚のすり身和え? 豚と野菜のスープなど。 大体がカオニャオと呼ばれるもち米と一緒に食べます。 手で食べます。 お箸をお願いしたけどありません。 なので最初の坦々麺もレンゲでした。 お味はというと まぁ なんと言いましょう。 食べれます。 食べれますが、 たまにおつきあいでね。 ・・・という感じです。 決して不味いわけではないんですが・・・ カオニャオは彼のおうちが無農薬で作っていて 結構美味しいです。 冷めても美味しいです。 最後に違う市場の様子。 生姜にかぼちゃにネギに 色々売っています。 ラオス養蚕に合わせ こちらにあった 無農薬 無抗生物質 な野菜も試したくなってきますね。 そんなことも考えさせられた...

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お蚕さん育成記録

ラオス養蚕 交配に挑戦

海外からのセキュリティのため 先日までホームページの更新ができていませんでした 脆弱なネットワークに 確認も疎かで昨日そのことに気づきました。 本ブログをホームページで読んでおられる方は 今までの経緯はブログに書かれているので、そちらを閲覧いただければ幸いです。 さて、 先日のオスばかりから わずかながら 本日メスが生まれ始めました。 早速交配しています。 交配は一瞬です。 オスメスを近くに置くと 一瞬でくっついています。 そして簡単には離れません。 実は蚕のオスメスは 割愛しないと 2日も3日もくっつき続けるらしく、 卵を生む頃には メスが弱ってしまう可能性があるんだそう。 なので朝交配した蚕蛾は 涙を飲んで 昼には割愛させます。 「割愛」 とは実は養蚕用語だったのですね。 割愛後のオス。 まだまだ元気です さぁ 無事に 卵が生まれるでしょうか? ラオス滞在残り5日。 しかし まだまだ目が離せません。 ...

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お蚕さん育成記録

ラオス養蚕 羽化開始

いよいよ待ちに待った 羽化が始まりました。 小さな羽を バタバタさせて 羽を乾燥。 触覚をうろうろさせて パートナーを探しています。 小さな足で 繭につかまり めちゃくちゃ可愛いです。 本当に羽化するのだろうか? なんて心配しながら 毎日室温管理。 あかりも半日づつ 明るくし暗くしを繰り返し 昨夜の様子からも そろそろかな? と思っていたら 本日羽化が なんと30匹近く。 ・・・・・ しかしよく見ると・・・ ???? 全てオス!!!! うろうろ探しているのに! オスしかいない!!! ちょっこり顔をだし とっても可愛いのに! これもオス!!! ある意味驚異の光景です。 早速その様子を日本の先生に確認。 すると やはりオスが早く生まれるのだそう。 一安心。 オスのみなさまもうしばらくお待ちください。 ...

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お蚕さん育成記録

切り繭と蛹の行き先

今回初めてのラオス養蚕にしては なかなかのいい繭ができたと 自負しています。 実はこちらでわずかながら養蚕している ヨーロッパの会社があるのですが、 そのマネージャーが 見たことない という大きさに。 それもこれも 日本が培ってきた 文化や技術のおかげだと 感謝しています。 おかげで切り繭もこんなにたくさん。 研究用がほとんどですが 一部皆様にお届けできるよう 新年に向けて確保していますので 本ブログを見たって方は ご連絡を。 で、切った蛹はというと しっかり生きて交配させていただきます。 (苦手な人のため写真は小さめに) ラオス養蚕のテーマは 命を全うさせること。 なるべく無駄をなくすこと。 そのために切り繭で利用した蛹は しっかりと羽化させようと思います。 交配に適さないと思われた蛹は 集めて村の人に。 実はラオスで生活し1ヶ月以上。 タンパク源の不足に悩まされています。 自然は豊富で 野菜は無農薬がほとんど。 しっかりと人参の甘みが美味しいし コメの味がする そんな地域ですが 実はタンパク質不足。 だから私たちの養蚕が タンパク源としても こちらの人の支えになれればと 思っています。 私はまだ未食ですが とーーーーーっても 美味しいのだそう♩ ...

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ラオス紀行

ラオスで薬草探し

綺麗に並べられた 草たち。 実はこれ みんな薬草なんです。 手を切った時に止血する草。 喉の調子が悪い時に煎じて飲む草。 捻挫した時に温めて固定しておく草。 どれも自然から得た そのままの草が薬として代用されています。 かくいう私も 実は今回養蚕中に右手にできたシミが消えました。 養蚕を通じお蚕さんにたくさん触ったからなのか? 強い日差しに皮膚がやられるのを防ぐため黒耀水を多くつけたからか? オーガニックな野菜を毎日食していたからか? その総合からだろうか? わかりませんが、何か自然の力が働いたんだろうと思っています。 というわけでこちらでできた知り合いに 薬草を尋ねてみたら やっぱり色々ありました。 訪れた場所は精霊信仰がある 少数民族の村。 特にこの近くの山に多いんだそうです。 村を通り越し 岩を駆けずり 滝の麓へ。 道中に生える草木をもぎり これが何に効くんだ などと説明してくれます。 本当に野生に生息している草木なので 彼も歩きながら 探しながら あるたびに こうやってもぎってくれます。 「唾をつけて こすると 血が止まるだ」 と説明してくれる サムランさん。 どこにでもあるような 草木ですが、 それぞれ効能が違うそうです。 なかなか見分けつきませんが、 絹の力に こういった自然の 薬草の力 加えることができたら素敵だろうと 想像しながら。 そろそろ羽化の日時が迫ってまいりました。 ...

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お蚕さん育成記録

ラオス養蚕 収繭も無事終了

サワディー。 ラオスに来て早や40日。 無謀と言われた いきなりの4万頭。 あちこち駆けずり回りながらも 無事に繭が完成しました。 思っていたより小さかったり まだまだ改善の余地はおおいにありますが この一粒一粒に 命があり だからシルクができるのだと 今までより より一層その意味を感じております。 今回の繭は ひとまず低速で生繭を引いてくれる こちらの工場にお渡し。 低温での糸引きは 初体験ですが、とてもいい糸が出来上がりそうです。 残念ながら今回は糸繰りに同行できませんが 出来上がった糸がこちらで使用されることを 期待しています。 今後この地で どのような活動になるか まだまだ不確定なところが多いですが 繭ができ糸になることにひとまず安堵を覚えます。 ...

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