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イベント案内

アラビカ?リベリカ?2月21日にラオスの自然栽培コーヒーが丸杉にやってきます

アラビカは有名だから分かりそうですが、リベリカは全然メジャーじゃないですよね。 とうことでリベリカの話をする前に、コーヒー豆のことを少し。 コーヒーの三大原種というと、 ・アラビカ・カネフォラ・リベリカ の三つ。カネフォラ種は、みなさんロブスタという品種名を使っていますのでここではロブスタで統一します。 アラビカ種 コーヒーっていうとだいたいどこの豆屋さん言っても、ブラジルとかケニアとかコスタリカとか生産地名で販売されていることが多いですよね。 おそらくそれら全てアラビカ種。 もちろんその中でも色々な種類がありますが、どれもアラビカ種ということになると思います。 ロブスタ種(カネフォラ種) じゃぁロブスタ種はというと、ストレートのコーヒーには向いていないらしく、ほとんどそのまま飲まれることはありません。香りと苦味があることからアラビカ種と混ぜるなどして、缶コーヒーやインスタントの原材料として使用されることが多いそうです。ロブスタ種は比較的低い土地でも育つので、アジアの低地で時々栽培が見れました。 以前ジャワ島の真ん中あたりのコーヒー農園に行った時は、標高が600mくらいだったのでロブスタ種を栽培していました。 リベリカ種 で、リベリカは??? これは私もつい最近まで知りませんでした。 それもそのはず。 世界のコーヒー流通量の1%にも満たないんだそうです。 だから全然コーヒー三大原種じゃないです。 ちなみにアラビカとロブスタの二種で世界流通のほとんど100%を占めて、その二つの割合は7:3くらいらしいです。 リベリカは、元々はアフリカのリベリアが原産。 このコーヒー豆の木は比較的低地で栽培が可能らしいですが、木は結構大きくなるんだそう。 まだまだ品種改良も進んでおらず、ばらつきも多いとのことで、なかなかの農家困らせのコーヒー豆。 リベリカ豆をラオスで入手 実は世界の流通1パーセントのリベリカ豆ですが、ラオスで栽培している農家さんがいるんです。 しかも完全自然栽培。 それがビエンさんのコーヒーファーム。 先日その自然栽培コーヒーファームに行った時にアラビカがなかったのでリベリカを入手することに。 ビエンさんのコーヒーファームの記事はこちら。 南ラオスの小さなオーガニックコーヒー農園   行った時はまだホワイトビーンだったので、殻をむいて欲しいってお願いしたら 足でギッタンバッたんと殻をむいていきます 剥けた皮をパッパッと飛ばして ハンドピックで質の悪い前を取り除いてくれました。そうなんです、先ほども述べた通り、アラビカのように品種改良が進んでいないリベリカはそのぶんバラツキが多いらしいのです。だから生産者にとっては中々大変なコーヒー豆。 リベリカのお味は? ということで焙煎もしてもらい、無事にコーヒー豆をゲット。 実は最初飲んだ時は、なんだか癖の強いコーヒーだなぁ〜ってあまり好きになれませんでした。アラビカ慣れしていたんでしょう。 で、今回アラビカが無かったので、リベリカを飲むことになったのですが、これが結構癖になります。同じような焙煎なのにアラビカよりかなり香りも独特でフルーティー。 アラビカ慣れしてると癖が強く感じるのですが、ハマってしまいました。 日本には生豆のまま送ってますので、ら・そらさんがどのような焙煎をするのか楽しみです。 来年ラオスコーヒーが飲めるイベントを開催 さて、そんなラオコーヒーを飲める機会を来年1日限定で設けます。 新年の2月21日13:30〜には愛知県の安城市にある丸杉で JAZZと珈琲〜挽きたてコーヒーとジャズライブ〜 の催しを開催する予定をしております。 2月21日(日) 13:00〜15:40 大人3000円(珈琲1杯つき) 高校生以下 800円(珈琲含まず) 小学生以下 500円(珈琲含まず) 場所:愛知県安城市御幸本町7−15 丸杉ビル1階 詳しくはまた後ほど告知をします。 ラオスコーヒーは同じく安城一美味しいと思う焙煎をしてくれる、ら・そらさんが焙煎。 途中でラオスからライブ参加してラオスの紹介をする予定です。 当日はプロジェクターなどでラオスの活動の様子み見れますので、お近くでお時間ある方、是非お越しください。 ...

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ラオス無農薬栽培

ラオスのシノムノー村ではどうやって美味しいバナナを無肥料無農薬で育てるのか?

と、このようなタイトルを書きながら私はすでに若干の違和感を覚えている。 「育てる」というワードがラオスにいると若干違って感じるのだ。 私たち日本人はどうしてもより美味しくなるように多分に手を加え、毎日愛情を与え、非常に丁寧に野菜を育てている。この場合はきっと「育てる」というワードはしっくり来るだろう。 しかし、ラオスの人たちからみると、この農法はきっと過保護に見えるだろう。そして毎日毎日自分の時間を野菜に費やすことは不思議に思うかもしれない。 「そこまでしなくても勝手に育ってくれるのに」 ときっと思うだろう。 それは考え方の違いが大きいように思う。この村の人たちは自分も自然の一つとして、植物の種を植えている。それはまるで蜂が蜜をもらう代わりに受粉を手伝うかのような動きだ。 まさに自然の循環の中に自分も入っているのだ。そしてそれが最も効率的で最大限の効果を”持続的に”得れることを体で知っている。 日本の農業は確かに優れていると思う。 しかしこと自然の摂理の中で生きることに関しては、この村に軍配が上がるだろう。 原産地であるバナナものその一つ ラオスでそのような育て方ができる代表の一つがバナナ。 それもそのはず。ラオスはなんとバナナの原産地であるらしい! だから雨期に植えるだけでバナナは育つ。以前の記事にも書いたけど、 カットして掘り起こして、植えるだけ。 これは5月末の様子。それが半年後の昨日の映像のように豊かに育ち早くも実をつけているのだ。こちらが昨日投稿したのと同じ映像。 そこには肥料も農薬も除草剤も存在しない。 ただ雨期の前に植えただけ。 2週間もすればニョキッと新しい芽ができてくる この際注意したいのが、植える間隔。 現地の人は決して密植しない。密植するには薬が必要だからだ。 植える間隔はだいたい5m〜10m。岩が多いところだと15mと離して植えることもある。 自然栽培・バナナの収穫・そしてお手入れ方法は? さて、もちろんそのまま放置していてもバナナは育つ。育ちすぎるくらいよく育つ。 だけど少しだけ人間がより良いバナナを食べるために手を加えることがある。動画にしたので少し見て欲しい。 収穫の時の映像にその秘密が隠されていた。 見事なバナナがなっていますね。 それを採ったあと、何をするかというと、切り倒してしまいます。 バナナは実を一度つけると同じ株はもう実をつけません。代わりに1本につき3本くらい子供を作っていくのです。 そして、そのいらなくなった株が残るとまだ土の栄養がそちらにも取られてしまうので子供の育ちが悪くなります。 なので収穫した後の親株はカット。 で、カットした親株をどうするかというと、そのまま子供の周りに置いていくのです。 こうすることで、土が豊かになってより美味しいバナナが育つということでした。 もちろん表土を見せないことで、地温が上がるのを防ぎ、保湿性をあげることもその理由でしょう。しかしそれだけでないバナナの葉っぱについた抗菌作用や、たくさんの微生物が土になんらかの影響を与えてるのではないか?そう思えます。 ともあれ、これは微生物なんて言葉が出来るずっと以前から取られている民間の知恵。やっぱり大事なことがいっぱい詰まってますね。 そんなわけでラオスのバナナは自然のリズムの中で私たち人間も共生関係とし育っているのでした。 温室で肥料いっぱい過保護に育ったバナナもいいですが、個人的には厳しい環境の中、自然の循環の中で豊かに育ったバナナを取り入れて行きたいと思います。 そんな力強いバナナを日本の皆様にも届けれるように、私たちの出来ること今後もやって行きます。 ではでは本日はバナナを収穫した時のお話でした。 ...

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食べれる森

バナナがどんどん育っています

今年6月に植えたバナナの木(くさ?)がどんどん成長しています。 早いものだと既に実をつけて、子供も大きく成長しています。 バナナは一本の木から3〜4本くらい子供ができていきます。 そのまま放っておくと3本から来年にはまた3本づつ子供が生まれてくるので9本のバナナの木ができてきますが、あまり多くなると実をつけなくなるか、つけても小さくなるので、多少手入れをしていきます。 ちなみにカットしたバナナはそのままその上に置いてあげることで土が豊かになり、バナナの成長がいいんだそうです。 これは現地の昔からの知恵。 バナナと人の共生です。   今回は農場の周りのバナナのお手入れを紹介しました。 フェンスが見えるのは、泥棒対策というより牛に桑が全部食べられてしま無いための牛対策です ...

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ラオス無農薬栽培

レモングラスの花が咲く

朝起きるとウォンさんが稲のようなものを持ってきました。 「これは何?」 と聞くと、レモングラスの花だと言ってます 「レモングラスの花?」 ほとんどの人はレモングラスの花を見たことがないと思います。 私もそうでしたので半信半疑で聞いてみると、やっぱりレモングラスの花だと言ってます。 確かに稲っぽいし、レモングラスはイネ科だしそうなのかと早速見に行きました。 すると、確かにそこにはレモングラスに花が。 まとめた方が綺麗に撮れるだろ?ってまとめてくれてます。 写真映えを気にしてくれるウォンさん レモングラスの種類 ラオスの農場にはレモングラスが二種類あります。 おそらく、西インド系と東インド系だと思います。 お茶として日本で見られるレモングラスや、トムヤンクンに入っているレモングラスは両方とも西インド系。 そして、この西インド系は花が咲かないそう(ウォンさん談) 香りは全然違っていて、東インド系の方がシトラスの香りが強く香ります。 マッサージに使う塗り薬にはこちらのレモングラスがよく使われるそう。 レモングラスの花の使い方 では現地の人はこの花を何に使うのでしょう? 早速尋ねてみると、 「乾燥させて、粉にする」 と言っています。 なんと、レモングラスの花は乾燥してパウダーを作るそうです。 で、それは何に使うのでしょう? と聞くと、「香りづけの調味料」 だそうで、タケノコ料理に使うと香りがして美味しいんだ〜って話でした。 西インド系はボーセーブ(美味しくない)東インド系はセーブ(美味しい)そうです。 葉っぱは機械がないと粉にできそうもないですが、花なら粉にもしやすそう。 香りは葉っぱより花の方が控えめですが、栄養価はどんなものなんでしょう? お茶にしてお湯に出すよりは、全てたべれるのでレモングラスの良さをそのままいただけそうですね。   ...

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