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生地(日本)/近江の麻

近江の帯

前回の生地で仕立てに出した近江で出会った生地が帯になりました!(とりあえず一つだけど)シンプルな紬の着物にピッタリ!!思ったより(…といったら失礼かな?)素敵に仕上がってましたもともとがとても薄い生地だったので風合いが心配でしたが、軽やかで涼しげな感じも残ってますねぇ結構薄い生地でも帯にできるのだと感心です。 前回の生地で仕立てに出した近江で出会った生地が帯になりました!(とりあえず一つだけど)シンプルな紬の着物にピッタリ!!思ったより(…といったら失礼かな?)素敵に仕上がってましたもともとがとても薄い生地だったので風合いが心配でしたが、軽やかで涼しげな感じも残ってますねぇ結構薄い生地でも帯にできるのだと感心です。 ...

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生地(日本)/近江の麻

京都からの近江

昨日まで2日間京都へ着物を探しに行ってまいりました。・・・下書きのまま投稿忘れてましたので昨日ではなく3日まえです(涙 いやぁしかし京都は着物を着てる人が外国人さんが多いですねぇ。と関心してたら写真とるの忘れてました。 まるっと二日間京都の予定でしたが、思いのほかさっくり目的に合った着物と下着が発見できたので、2日目の夜は急遽京都を出て近江に行く事にしました。もちろん、急遽ですので行く宛は今から探します。 そして来ました近江。 探し当てた近江上布の老舗ともう一軒。近江商人の独特な気質を肌で感じながら回った近江。昔ながらの近江上布のままかなぁとも半分思いかけてたところで、非常に面白い生地と出会う事ができました。早速その生地を作っているところに行こうと思ったのですが、タイムオーバー。。。実はその後に三重県で打ち合せが入ってまして、残念ながら今回は伺うことが出来ませんでした。次回、じっくりとまた行く事となりました。苧麻(ちょま)が奇麗な時期がいいなぁ。 しかし朗報!頑固おじさんが思いのままに作ったとっても面白い柄の生地が手に入りました。なにが頑固かって。注文しても同じものはもう作らないって頑固ぶり。柄のイメージを伝えても作ってくれないそう。だからある分だけなのです。 現在半幅帯に仕立て中なので、見せれないのが残念ですが、完成が楽しみです。完成品は愛知県の呉服屋丸杉にて公開します。 ...

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生地(日本)/桐生織

桐生&群馬の旅日記 2 法師温泉の秘湯につかり疲れをとる

前回のコラムの終盤に、群馬は温泉が多い県であることはお伝えしました。そして、とってもおすすめな宿に泊まったとも。今回はそのおすすめな宿「法師温泉 長寿館」を紹介したいと思います。 宿も決めずに飛び出し、結局当日の昼過ぎに探し当てた法師温泉。車で1時間ちょっとかぁと思って車を走らせて行くと、ナビはどんどん山手へ誘導してくれます。道中は4月なのにまだ雪が残っているとっても奇麗な川がお迎えしてくれました。あぁいい景色だなぁと思わず写真をパシャリ。 雪解けの川辺が素敵に流れてます もう宿に着く前から癒されます。それでもまだまだナビは山の上へと案内を続けてくれます。秘湯感たっぷり。 そしてたどり着いた法師温泉。流れる川の脇には丁度ふきのとうが芽を出し始めていました。今晩はこのふきのとうが食べれるんだ。と風情云々よりお腹に頭が回ってしまう現金な私。 敷地内にある川にはふきのとう(美味しそう) 宿の外観 木造の素敵な外観を楽しみながら早速中に入りチェックイン。すっと部屋に案内され、温泉が3つあることの説明を受ける。何しろ全く情報も無く来たのでまさか3つもあるとは・・・と思ったけれど顔には出さず早速温泉へ。3つの温泉はそれぞれ時間が決まっていて、男湯になるときと女湯になるときが決まっているのだそう。しかもそのうちの一つは混浴。・・混浴!?水着でも着て入るのかな?と尋ねてみると、混浴はほとんど女性が入ることは無いそうです。そのかわり毎日2時間は女性専用になるとのことなのでご安心を。 で、早速温泉なのですが、法師の湯・・・法師?どこかで聞いたなぁと思っているとやはり、弘法大師に関係しているそうで弘法大師巡錫の折の発見と伝えられ、法師乃湯と呼ばれてるそうです。温泉は「近年少なくなった自然湧出で、豊富な湯が浴槽の底から湧き有効成分が失われることなく人体に吸収されます。泉質は無色透明のカルシウム、ナトリウム硫酸塩泉(石膏泉)43℃で胃腸、火傷、動脈硬化等の諸病に適応」とのこと。 これが法師の湯 脱衣所はありますが、写真左の風呂内の棚で脱衣してもいいのだとか。 湯治場って感じがしますね。 玉城乃湯 外は露天で月を眺めながらは最高です 食事も地元の野菜を使った優しい料理とイノシシ鍋が出てとても美味しく頂きました。もちろんふきのとうも! 帰り際にどうぞと案内されたのが囲炉裏の部屋。さっと従業員がお茶を入れてくれました。鉄瓶から出すからなのか、風景と相まってなのか、とても美味しく頂きました。 と、突貫なのにとってもいい宿に泊まる事ができた今回の旅。ここは日本の原風景が残る数少ない場所かもしれません。すごく着物が似合う宿なので、次回は仕事ではなく、ゆっくりと着物旅行で来たいです。 ちなみにこの宿、映画「テルマエロマエ2」に登場しているそう。 部屋のベランダにて 地酒の水芭蕉と持ち込みワイン(飲食の持ち込みは禁止ですよ!) こんな所でゆっくりお酒を飲めたらなぁ。今回は悲しいかな写真のみです。 次回は是非。着物でゆっくりと堪能してみせます! ...

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生地(日本)/桐生織

桐生訪問記 うどん県は香川。うどん市は・・桐生でしょ!

私たちを桐生案内してくれた方は桐生で繊維産業を続けて50年の大ベテラン。もはや知らない事は無いといった具合に桐生を知り尽くしていました。 「約15分かかります」そんな言葉と共に工場から工場へ合計5件。「初めまして」と名刺をかわして挨拶をして、さぁ選ぼうと思っても何せ大量の着物と帯。ふと一息つきたくなりますね。こんな着物、あんな着物、帯はどうだこうだ・・・と話終え、一息ついたところで地場産業の話やらなにやら違う方向へ。話は当然食の話になるわけで・・・ 「特に名産って言える程のものはねぇんですが、うどんは有名ですよ。」 少し江戸前口調な気もしながら、うどんの話をきくと何やら年間10万食を食べる市民なのだとか。社長のおすすめの店を伺うと、「毎日でも通ってるうどん屋はあるんですが、あそこはちょっと汚いもので」 ・・・地元の人に愛される店。是非行きたいです!と伝えてもすぐにはうんと言わない。それでも粘ること15分。「そこまでおっしゃるんなら案内しなきゃならないですかね。でもほんと汚いですよ」と、やっと案内してもらえる事となったのです。 手打ちうどんとはよく聞きますが、案内された店ではなんと、注文してからうどんを打ち始めるという初めての体験。 注文後うどんを打ち始めた その分待たされましたが、待つ事30分。出てきたうどんはつるっつるのぴかっぴか!作りおいた美味しくないものを提供するくらいなら、待たせてでも美味しいものを食べてもらいたいって女将の心意気が伝わってくる一杯でした。さらに何故かソバまで出してもらってお腹いっぱいになりました。ごちそうさまでした。 食が満たされれば宿の話に。群馬には沢山の温泉宿があるんだとか。草津や伊香保温泉なんて有名な温泉地帯があってその山沿いにもっと沢山の温泉宿があるとのこと。 せっかくなので草津へと思ったが、桐生からは高速を使っても2時間〜2時間半かかるのだとか。そこで色々調べた結果「法師温泉」があるじゃないですか。車で1時間〜1時間半かかるのですが、さっそくその場で予約の電話。予約完了。結論からいうととてもおすすめの宿でした。また次の機会に是非紹介していきたいと思います。乞うご期待。 ・・・それにしても毎度宿も飯も決めずに当日に決定する旅って。 ...

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生地(日本)/桐生織

織物1300年の桐生へ

今回は1300年もの歴史がある桐生へ行ってきました。 桐生・・・どこにあるかご存知でしょうか? 桐生織1300年!初めて知ってビックリ! 実はあまり知られていませんが、桐生は日本の中でも指折りの繊維産業で成り立つ町。今では京都か桐生かと言われるほどの町なのです。 場所は群馬県の東部。30分ほど車で走れば栃木県に入る事の出来る位置です。安城からは車で約6時間30分・・・遠い。 で、どうしてそんな遠い桐生まで来たのかというと、前回偶然出会った伊勢木綿に合わせてもいい、もっともっ毎日変えて着れるようにリーズナブルな着物や帯を探しにきたってわけです。 種を明かすとポリエステルの着物を作っている会社がとっても多い。着物通の人の中には「ポリエステルの着物かぁ・・・」と思われる方もいるかと思いますが、私は全く否定的ではありません。だって価格が安いから色々柄を変えてデザインを変えて楽しむにはもってこいの着物や帯だと思うわけです。もちろん安ければ何でもいいって訳ではなくて中でも満足して頂けるのがあるじゃないかなぁと思って探してきました。 そんな訳で、取り合わせをもっと気軽に楽しんでもらうためにいざ桐生へGO・・。 道中諏訪では神の湯にて体を清め(ただ温泉につかりたかっただけではありません!)桐生までいってまいりました。せっかくなので桐生だけでなく、足利、伊勢先と銘仙の産地も訪れ、厳選してきました。 まだ完成してませんが、銘仙柄の浴衣も7月にできるそうで、今から楽しみです。 そんなこんなで日本でも有数の繊維産業地帯を2泊3日で訪ねて色々仕入れてきました。 近日丸杉にて公開できると思いますのでご期待あれ。 実に多くの帯帯帯 ...

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生地(日本)/伊勢木綿

伊勢で出会った気軽な着物ー春夏にぴったり柄の伊勢木綿

新年度が始まった4月1日、陽気もとっても暖かくなって桜も突然満開に咲き出しましたね。そんな新年度の始まりですが、このたびより改めて丸杉の専属デザイナー兼、商品開発企画部長兼、国内外仕入れ担当兼・・・・ということで何でも屋になった山本が、ことあるごとにレポートを書いていこうと思います。文など今迄書いたことのない愚人の書くレポートですので何卒柔らかい目で見守って下さい。 さて前置きが長くなりましたが、いよいよ春がやってきました・・・と書いている今日4日には早くも桜が散り始めています。きっとすぐ暑くなっていくことだと思われます。ということで、初回レポートは、「春から夏にかけてとっても重宝する伊勢木綿の着物」を紹介します。どうして木綿かというと、木綿の着物は空気をよく通すから。 ・・・という着心地は勿論ですが、今回は 「毎日着たい」 「家で洗いたい」 「そして気分で色とか柄を変えたい」 そんな着物を探していたら木綿にたどり着いたのです。 つまり平たく言えば 安く色々な着物を揃えたい(でもちょっといいものを着たい)という私のわがままです。 じゃぁどうして伊勢なのでしょう?はっきり申し上げて偶然です。本当にたまたま。偶然。別件にて伊勢に出張の道中でとても惹かれる木綿が目に入ったのです。先ほど申し上げた毎日着たいとか、安くて色々揃えれる着物を探していたのは事実ですし、伊勢に行くから松坂木綿の工場を訪れようと思ってたのは事実です。が、偶然にも伊勢木綿と出会うことが出来ました。 伊勢木綿???それって何なの? 今回の伊勢木綿の特徴は第一に一目で分かるおしゃれな柄。楽しく着たいって思うこの季節にはピッタリじゃないですか! そして第二は触ってみてびっくり!木綿の風合いがとてもいい。柔らかく優しい。夏着ても気持ちいいんだろうな。って印象を与えてくれます。 これは工場を訪ねてその真相を確かめねば。との思いでその場で即電話。出張中の社長がたまたま夕方帰ってくるとのことで、そんな急な電話でも快く承諾してくれました。 工場は格子が素敵な古民家。 早速伊勢木綿について色々尋ねることにしました。 伊勢木綿。そもそもあまり存在すら知られていませんが、三河地方と同様に気候、土、水、運送などに恵まれ江戸時代より生産されいたそうです。つい50年程前迄たくさんの織機工場があったのですが、時代の流れで多くの工場が廃業し、一大産地であることを知る人はほとんどいなくなったそうです。 そんな中で、当時の技法をしっかり受け継ぎ続けているのが今回出会った伊勢木綿工場なのです。東京で非常に好評を得ているのだそうですが、三河、東海地方ではまだ取り扱いがほとんど無いということで、恥ずかしながら 今迄耳に入ってきませんでした。 東京での人気の理由は柄と風合い。柄は今迄の技法を使いながらも大胆で、楽しくて、おしゃれな色合いの物が多く、時代にあった柄だなと関心させられます。 そしてここの社長の面白いところは同じ柄を織るかどうかは分からないってところ。 もしかしたら今手に入れた柄はもう作らないかもしれません。社長曰く、同じ柄を作っていても進展はない。どんどん新しいものに挑戦し楽しんでもらいたいのだとか。豊富な色合いの柄を見れば納得です。 そして次はその風合い。どうしてこのように柔らかいのでしょう。と言うや否や出されたのは一本の紐。そして簡単にプツリと手でちぎったのです。糸のよりが少ないからと専門用語を並べるまでもなく一目瞭然。この生地がいかに優しい糸で出来ているか分かりました。 さらに工場を案内してもらうと、ビックリ。なんとあのTOYOTAの創始者の豊田佐吉さんから買った力織機が今でも動いているじゃないですか。 手でぷつりと切れる柔らかさ なんと!豊田佐吉から買った織り機 確かにこれだけ柔らかい糸を使うには現代の高速織機では早すぎて糸が切れてしまうのも納得ですが、それにしても明治の中頃に豊田佐吉さんから買った織機が今でも動いているのには感動すら覚えます。 そんなこんなでとっても偶然に出会った素敵な木綿。この春夏は明るく楽しいコーディネートができそうです。 ...

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ご挨拶

今迄日本の各地やアジアなどに着物の材料やオリジナルで作ってくれるところを探して色々旅(?)してまいりましたが、ひょんなことから今年度(14年度)よりその日記をしるしていくこととなりました。折角なので、その地域の風土とかも含めて色々と思いのままに綴って行こうと思います。 御暇があれば、読んで楽しんでいただければなぁと思います。 まずは挨拶まで。宜しくお願いします。 ...

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