雨の降り始めー無事に養蚕もひと段落

12:06:00

養蚕に忙しい上、PCの調子が悪くなかなか更新できずにいます。1ページ開けるのに5分以上かかる時もあるくらい。
今日は比較的電波もパソコンの調子もいい状況ですので、久しぶりに更新。
ここではPCの修理はもちろん、新しく買うこともままならない状況で、電波が悪いからってそう簡単に解決できる問題でもないのが現状

そんな現状ですが雨の季節はやってきます。

向こうの山で雲が地表まで降りる頃、こちらへは大気が押し寄せてくる。
それは風というよりは、もっと大きな塊。
「これは来るな。」
と誰でもわかるほど暗さが辺りを襲うと雨が下から上へ突き上げる。

雷がすぐ裏の山で落ちる音がする。
家は震度3と思われるくらいの揺れに襲われる。
雷の威力は強烈だ。

私は雷を怖いと思ったことはなかったけれど、ここでは布団にうずくまりたい気持ちがやっとわかってきた。というより本当にうずくまっていたりする。

と、まぁそんな風に5月に入ると雨がしばしば激しく降り始める。
そしてまたカラッと晴れる。
今年は順調に新年以降雨が降っているので植物にとってはとても環境がいい。
おかげで桑もとても元気に育っている。

桑が育てば養蚕ができるわけで、今年は4月末から第一弾の養蚕を開始していました。
ついこの前始めたと思っていたのですが、今日はすでに6月半ば。
すでに蛹は羽化して、交配もほとんど終えるまで至っています。

写真は上蔟のシーン。
今から繭作りの場所を探しているところです。

そしてできてきた繭。
なんとも神秘的な輝きを放っていますね。

さて、この繭ですがこの後は切って中の蛹を出して、蛹は羽化して卵を産んでいただいています。

こうすることで、最もいい状態と言われる生の繭が手に入るんですね。
これは私たちが譲れないことの一つです。
普通は熱風乾燥させるのですが、それだとタンパクが変性してしまう上、蛹の死臭が繭につき、蛹も羽化できないんです。

それに比べ生の切繭だと
1 繭タンパクがそのまま生き、繭の良さをそのまま使える
2 蛹は羽化させて命をつなぐことができる
3 繭に汚れが付着せず最も綺麗な状態を保つことができる
といったいいことばかりなんです。
そのぶん、手間は数倍かかりますが、せっかくお蚕さんが一生懸命作ってくれた繭をなるべく100%いい状態で届けるためには手間は惜しんで入られません。

そんなわけでこれからも最大限綺麗な状態の繭を届けていきたと思っています。

現在は卵も産み始めてるのですが、続けて2回目の養蚕が本日よりスタートしました。
こちらも元気に育ち綺麗な繭を作ってくれるように、皆様も応援くださいませ!

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