産卵そして最期

12:40:00

昨日無事に交配を終えたお蚕さん
朝交配したら昼には割愛。
割愛されたメスはしばらくすると卵を生み始め
次代へと命のリレーが始まりました。
翌日の今朝にはほとんど産卵完了していました。
その数1母蛾から約400個。
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このように円柱の中に産ませるのは、病気の発生を未然に防ぐため。
母蛾に病気があると遺伝してしまう恐れがあるからなのです。
卵と母蛾を関連付け、産後の母蛾は病気のチェックに回されます。
さて、交配した蚕蛾はどうなるのでしょう?
実は蚕蛾は羽化した後は飲まず食わず。
飛ぶこともしないし、本当に産卵のためだけに羽化してきます。
そして産卵を終えた蚕蛾は役割を終え、1週間ほどで衰弱しやがて死に至ります。
その後は捨てるかもしくは、焼却されるのでしょうか?
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ラオス農場では香草などと一緒に煮ています
交配を終えたオスも羽化に至らなかった蛹も全部貴重なタンパク源。
仕事を終えたスタッフもみんな料理ができるのを待っていたくらい。
ちなみに、待ってみんなで食べるのは通常、豚・牛などの肉類が手に入った時。
蚕蛾はみんなにとって牛豚並みの栄養源ということでしょうか?
ここで育った蚕蛾と、ここで育った香草。
今まで食べた中でも最も美味しい昆虫食となりました。
(※産卵を終えた母蛾は病原菌のチェックのため食用にはしていません)

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