年の瀬も近づき忙しくなってまいりました・・・などと通例の言葉を本ブログで記載したのが昨日のことの様に思うのに、本当に年末となりました。 丸杉は明日より1月3日までお休みいただきます。 今年一年を振り返る前に、今日はせっせと門松作り。 28日までに作る予定がちょっとずれてしまい 昨日は29日(二重苦)となるらしいので、今日になってしまいました。 明日は一夜飾りになってしまうので、もししめ縄などまだの方は、是非今日中に飾ってあげてください。 門松づくりは初めてでこんなに大変だとは思わず、ぐったり疲れました。 が、いい素材のおかげで存在感ある立派な門松ができました(自画自賛) やっぱり何につけても素材の良さは大事ですね。 さらに今年の丸杉は、山本祐司氏とのコラボレーション。 日頃のお付き合いの中で特別に書き上げていただきました。 こちらは新年の祝いの言葉ですので、新年明けてからアップします。 さすが安城を代表する書家です! 素晴らしいものができていますのでお楽しみください。 さて、では今日は少し今年1年を振り返ってみましょう。 今年一年は本当に色々ありました。 何より 「モノづくりに力を入れるんだ!」 と、今まで決して休まなかったお店を長期・短期問わずお休みしました。 そんな風に営業スタイルを変えたことが最も大きな変換点でした。 そんな変化にも快く、心優しく理解し歓迎してくれたお客様の声が何よりありがたく、いいお客様ばかりだと実感させていただきました。 おかげさまで、西から東まで色々なお店さんとも仲良くさせていただき、いいご縁をいただいております。 モノづくりにおいても タイでは糸の産地にたどり着き、色々と開発も進み 皆様から好評を得ているパクトンシルクが完成しました。 インドネシアでも信頼できるバティック職人3名と確実なモノづくりが進めることができました。 写真は中でも最も信頼する作り手Ariri 今まで一つ一つ積み重ねて着たことが、少しづつ確実に地につき始めた そんなことを感じさせてくれる一年でした。 本ブログではあまり触れていませんが、Kiplusの金箔ジュエリーもやっと始動し始めたのも大きな変化と言えます。 来年はもっともっと外に出ることが多くなりそうですが、何より今ある目の前の事を一つ一つを大切にしていきたいと思います。 皆様におかれましても、年末年始と忙しくなることと思いますが、何とぞお身体ご自愛くださいませ。 今年も一年ありがとうとざいました。 また来年本ブログやお店でお会いできるのを楽しみにしております。 ...
以前もこちらで公開した、パシュミナのストール。 そう、ラダック地方のパシュンの毛を使ったあのストールです。 記事はこちら> そのパシュミナのストールにさらに驚きの技術が加えられました。 「流石インド!」 と思わず唸ってしまう技術 それは刺繍です。 ただでさえ薄く柔らかいパシュミナ そこに刺繍が施されています。 なんともお見事! このように織り分けたところにも 見事に綺麗な刺繍が施されています。 みてください! 裏も表もわからないくらい綺麗な刺繍を! 全面刺繍のものもあり、 これくらいの刺繍だと約6ヶ月かかるそう。 気の遠くなる作業ですね。 もちろん無地のものもあり さらに今回はストライプも仲間入り 男女問わず使用できるオシャレで心地よいストール (女性は言うまでもありませんが、こんなのを男性がしていたらめちゃくちゃかっこいいですね!) 年末年始お出かけの際に重宝する逸品です。 丸杉は年末は30日まで。 年始は4日から営業です。 まだまだ明日もやっていますので気軽に遊びに来てください♪ ...
1日遅れましたが、クリスマスにオシャレな二分紐のコーディネートを教えていただきました 最近二分紐流行ってます いっけん一本のそんな柄の帯締めかとおもったのですが 実は帯締め三本分 クリスマスカラー これを応用すれば お正月にもいいコーディネートできそうです パリでは緑を青にかえて なんて海外で着るときにもいいかもしれません 全身はこのように 雪の白 今年はホワイトクリスマスではなかったですが 勝手に雪に見立ててホワイトクリスマスを楽しませてもらいました さぁ今日からはお正月の準備に追われそうです 何かと忙しい12月 皆様もお身体ご自愛くださいませ ...
日本の技術は素晴らしい! 細部に渡り技術が進化しています 今日はそんな技術の一つ切りビロードを紹介します 古典な柄の振袖もさることながら、ショールがまた上品で綺麗ですね とってもお似合いです このショールなら今後もずっとお使いいただけますね さて切りビロード? って何? と思われるかもしれません 言葉にすると難しく中々説明ができませんが 丹後の足立さんが開発したビロードの手法 まず織り方から違って、この生地は三重織り その内一本のいとを切ることでその部分が起毛する 起毛した部分で柄をつくる そんな技法です こんな風にし柄ができます 少し分かりにくいでしょうか? アップ まだまだ分かりにくいかな? さらにアップ これで少し分かって貰いましたでしょうか? L字の金具で横糸と横糸の間にいれて縦糸を切っています そうする事でこのような立体的な表現がでてきます 染めは同じく丹後の作家 小牧耕一さんが担当 そんな手の凝ったショール 振袖だけでなく末永く使って下さいませ 切りビロードが出たので 少し宣伝を こんなコートも あります ヘリンボーンの素敵なコートです ...
今年の丸杉は珍しく(?)ほんの、ほんの少しクリスマスモード。 ドイツではクリスマスが近づくとシトーレン(シュトレン?)の香りがするそうで、 シトーレンの香りがしたらクリスマス準備をするそうで それくらいクリスマスとシトーレンは近しいのだそうです。 なので丸杉でも用意してみました。 神戸フロインドリーブのシトーレン。 実は昨年頂き物がとっても美味しかったので 皆様にも味わっていただきたいと 今年は丸杉でも出そうと思ったわけです。 とっても濃厚でしっとりしていて、 「こんなに美味しいシトーレンは初めて!」 なんて声も多く聞かれます。 サンタも思わず狙っています。 そんなおいしいシトーレン 今ならまだ丸杉で味わえますよ 「これはコーヒーと食べたいわ。」 というかたは是非25日に。 なんと25日には恒例の半日カフェが開催。 美味しいコーヒーに 美味しいシトーレン。 13時から16時くらいまでですのでお時間見つけて是非お出かけください。 それでは良いクリスマスをお過ごしくださいませ〜⭐️ ...
さて、本日は先日のお約束通り インド更紗の帯を紹介します。 このようなインド更紗の帯 素敵なコーディネートですね。 さてさてインド更紗とは・・・ とお思いの方も多いかと思いますのであらためて。 更紗は日本でのみ用いられている柄のイメージ(主に鳥や花)の通称ですが、明確な区分はありません。 ここでいうインド更紗は、インドのブロックプリントをさしたいと思います。 インド更紗は世界の更紗模様の原点とも言える柄。 ヨーロッパではリバティープリントやペイズリー柄、アジアに渡りバティックや和更紗へと変化して行ったとも言われています。 そんなインド更紗は木版を用いて染めます。 ブロックプリントとか言われるものです。 このような広い盤面で木型を推していきます。 なんのゲージもなく ポンポン とリズムよく押される木はん 色数分だけ押されます なんのゲージもなしに!(再び) 素晴らしい職人の勘。 そんな丸杉オリジナルのインド更紗の帯が実は七緒さんに掲載されました。 ご興味ある方は是非見て見てください。 ちなみに掲載の帯は売り切れてしまいましたが、 他にも素敵な帯が現在店頭に並んでいます。 しかもバーゲン期間中は20%OFFです! この機会に是非世界の更紗の原点である インド更紗の帯を手に取って見てください。 ...
さて、私は今高山を後にして、山梨長野山梨東京と渡り歩いています。 おかげさまで、どの地域でもオリジナルの着物もジュエリーも好評いただき、来年に向けていいお話をさせていただいています。 ちょっとまだ公開できない情報ばかりで、ブログの更新がしばらくおろそかになってしまいました。 が、ありがたいことに確実に色々と進んでいると感じております。 さて、私たちが出張の直前に素敵な着物を着ていただきました。 安城が誇る書家 山本祐司氏と丸杉のコラボレーション着物。 テーマは壁画。 アルタミラのあの強い力を山本先生に筆の強さで表現してもらいました。 染めは丹後の小牧耕一氏。 下絵からロウ伏せ、染めまでを一貫して自身で行う丸杉が信頼する染色作家。 なんども丹後に通い、そのイメージを打ち合わせしてできた着物です。 帯は生引きの絹を草木染めした無地の袋帯。 上品な光沢感がなんとも言えず、色味も草木の色が壁画によくあっています。 裏はこんな感じ。 ちらりと八掛には山本祐司氏の落款。 お出かけの皆様でお写真を。 今年大河ドラマの真田丸の文字を書いてさらに有名になった挾土秀平の土壁を背景に。 いいお茶会になったでしょうか? 写真右手のお客様の帯はインド更紗の帯。 こちらはまた明日にでもブログで紹介したいと思います。 ...
昨日より20日まで高山・長野・山梨・東京などへ出張につき、安城のお店はお休みさせていただいています。 昨日早速高山へ。 とってもおしゃれなブティックさんに私たちのオリジナルの生地をショールを気に入っていただきました。 そして今日朝起きると 高山はまさかの雪。 私の初雪は突然やってきました。 恐る恐る車を走らせて 一路、高山から長野を経由し山梨、そしてまた長野へ。 ブティックさんや呉服屋さんに私たちの商品を見てもらったり 意見を伺ったり 有意義な時間を過ごしています。 ブティックさんもとっても気に入っていただき ひょっとして一緒にインドネシア旅行行くことに!? なんて話も。 そして長野では繊維の打ち合わせ こちらは雪がなくて安心。 生地を分解して 糸の組織を調べて ほんの少しまた理解が進んだように思います。 長野のこちらの生地の組織を作る"超"専門家 堀内さんは本当に頼りになります。 オリジナルのストールやタペストリーは現在東京ミッドタウンで展示中。 近々(来年かな?)丸杉でも公開できるかもしれませんのでお楽しみに。 ということで来月のタイ出張でオリジナルを作る際 こちらの要望が決まったように思えた有意義な長野出張でした。 ...
上品な塩繭の着物。 無地の状態で何度か着て楽しんでいただきました。 帯揚げと鼻緒に金加工の色味がいいアクセントに。 毎日着物で過ごされるだけあって、 いつもいつも着こなしに感心いたします。 その後さらにお楽しみいただきたいと 金加工を施しまた違ったデザインの着物に生まれ変わりました。 派手にしてほしい とのことで、好きな箔の色を選んでいただき、 オリジナルデザインを。 雪の結晶にも見えるこのデザイン。 実は文字なんです。 文字をチャチャチャッと反転させ、反転させ、回転すると なんということでしょう! 綺麗な結晶模様が出来上がります。 ちなみにこの文字はお客様のお名前。 以前にはHappyとかLife is beautifulとか 想いの文字から作ったりもしました。 塩繭の光沢と相まって とっても美しい着物に仕上がりました。 無地の着物 ちょっと変えてまた楽しみたい なんてかた 一度ご相談くださいませ。 ...
今日は朝からサンタさんの格好をした人を多く見かけました。 なんなんだろう? と思っていましが、サンタの格好をして歩くイベントがあったそう。 色々なイベントがありますね。 しかし、そんな姿を見るといよいよクリスマスなんだなぁと実感します。 さて、同じ(といっちゃ失礼か・・・)クリスマスを感じさせる衣装といっても女将さんの衣装はさすがです。 帯締めに綺麗な緑と赤の色をあしらって 帯の前にはクリスマスツリー。 雪の結晶が絞りで表現されています。 お太鼓はなんとも可愛らしい。 絞りの染め分けでツリーを表現。 さらにそこに星や雪がやはり絞りで優しく存在しています。 可愛さの中に匠の技が光る一枚。 キラキラっとスワロフスキーがアクセントに。 上品で可愛い。 そんな絶妙なバランスはさすがは安城一の料亭の女将さんです。 皆様も是非それぞれのクリスマスコーディネートを楽しんでください。 なお、クリスマスの丸杉は、半日カフェです。 お時間ある方はお立ち寄りください。 皆様のクリスマスコーディネート御披露いただけると嬉しい限りです。 ...
師走とはよく言ったもので12月に入ったと思ったらもう三分の一が過ぎてしまいました。早いですねぇ 秋の装いをしていたお店の花もすっかり冬景色 そんな丸杉ですが、気軽に着物を着ていける会として先日丸杉会なるものを開催しました。 そして非常に嬉しいことに、早速次のお出かけイベントをお客様から案内いただきました。 それがこの案内状。 来年の2月にご近所で落語イベントが開催。 それに合わせて丸杉会も着物で出かけることが決まりました。 是非着物でお出かけしましょう! また近くなったら本ブログやフェースブックでも告知しますが、 丸杉へは1:30ごろ集合して皆さんで電車でお出かけ。 五時ごろ終了だそうで、その後は自由解散。 (予定です) お時間ある方は是非丸杉でゆっくりフリーカフェを楽しんでください。 ところで落語は聞く?でいいのでしょうか? ご存知の方教えてくださいませ。 私も聞きたいって方はお気軽にお問い合わせください 一緒にお出かけしましょう。 ...
ファイルが出てきたので 久しぶりに思い出のオリジナル着物コーナー テーマは「感謝」 今までビジネスライクに生きてきた女性が これからの生き方を新たな気持ちで 「感謝」を持って暮らしていきたい そんな新たに生まれ変わるイメージを強くもってデザインされたこの着物。 デザインイメージに選ばれたキーワードは芽生え。 雪が振り 芽生え 花が咲く。 そのどれも美しい。 そんな想いでデザインしました。 雪の季節は寒くて辛いわけではない。 そんな季節があるから、より綺麗な花を咲かす。 だからいつの季節も感謝の気持ちでいれたらいいな。 この絶妙なグラデーションは勝山健志さんの塩繭。 やはり塩繭は大胆な色使いをしても 上品に仕上がります。 染めは小牧耕一さん。 伝えた色のイメージをさらに豊かに表現してくれました。 想いを形にする。 着物だからできる心の満たし方。 これもまた着物のいいところですね。 そんな風に少しでも心の支えになるものが作れたらなら私も幸せです。 ...