サローネで出会った素敵な襦袢

19:14:00

無事にサローネから帰って来ました
台風が心配されましたが、そこは日頃の行い
特に支障なく帰ってきました

さて、三日間サローネで東京にいましたが、多くの人にバティックをお伝えできたのじゃ無いかな?と思います。

そんな我々のブースのすぐ前で、一つ素敵な襦袢を作っている人に出会いました。

その襦袢がこれ

三越綸子(みこしりんず)
というもの
ちりめんの襦袢なんですがとっても素晴らしい襦袢です

何がすごいって
絹100パーセントなんですが、とってもストレッチが効いていて伸びるんです。
(伸ばした写真撮り忘れました(涙))
襦袢が硬いと歩きにくいしお茶なんかのときも動きがしずらい
さらにお尻の周りが裂けるなんてトラブルも

しかしこの三越綸子はとっても伸びるんです
しかもポリを使っていないので蒸れることも有りません


日本にもまだまだ知らない素晴らしいものがありますね!
この三越綸子は、実は安土桃山時代に世界に伝わったらしいのですが大量生産の時代に隅に追いやられた作り方なのだそう


どのように作るかというと
八丁撚糸(いわゆる水撚り)で3500回転くらいの強撚糸をかけ
織り上げたものを精錬します
するとググっと縮み、
また目一杯広げる
右が織ったところ
真ん中が精錬(ノリをおとした)
それを伸ばすと左になります。

こうやってできた襦袢がこの三越綸子
約一ヶ月後に届きますのでお楽しみに
作っている人は、こんな人
着物の似合う粋なお兄様です。


それにしても日本のものづくりはすごい!

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