着物の楽しみ「染め変える」

11:21:00

今日のモデルは丸杉2Fの料亭のおかみ様。
トップモデルの一人です。

そんなおかみ様が着ている着物が実は染め変えた着物。
とってもいい色合いになったのでお願いして写真をとらせていただきました。

さて、着物の楽しみ方の一つに、「染め変え」ということがあることをご存知でしょうか?
古くなったり、飽きてしまったり、年齢が上がるにつれて昔着ていた色を落ち着かせたいとか、もっと派手にしたいとか。要望はいろいろですが、せっかく大事にしていた着物をそのまま着ないというのはもったいない。
そんな時、また着れる着物に変化させる方法として「染め変える」という手法があります。
一旦着物を洗い張りし、色を抜き、色を入れる。
そうして新しい色に変えるというものです。
ところが、この手法無地着物でしたら比較的簡単なのですが、柄が付いているとそう簡単にはいきません。色を抜くといってもそんなに簡単に真っ白にはならないので、その後色を入れても綺麗に染まらない可能性があるからです。

そこでお店としてとった手法。
それは、「そのまま色を入れる」
ことでした。

柄があっても関係なく、地の色ごと同じ色で引き染めをしました。

するとこんな素敵な色あいに!
アップ

もともとあった柄の上にも地と同じ色が入るので、なんとなく馴染みます。
全てがうまく行くとは限りませんが、こういう染め変えの楽しみもあるという、とっても成功した一例でした。

先日紹介した紗の帯とも相まって、とってもおしゃれな着こなしはさすがです!


なお、BEFOREの写真を撮っていないのは何とも間抜けな私の失敗。
次回は必ずBEFOREの写真も撮っておきますので、今の着物ちょっと直したいという方は是非お気軽にご相談ください。

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