【アジアの生地を求めて】タイ・イサーン地方行きが決定

20:42:00

来月のタイ・インドネシア巡りに向けて、現在現地のデザイナーなどと日程を調整中。
そんな中、いよいよタイのイサーン地方行きが決定しました。
イサーン?
と思われる方も多いと思いますが、タイの北東部を指す地域。
イサーン自体、タイ語で北東を意味するのだとか。
こんなコートを作ったマットミー(絣)の生地の産地。
(このコートは生地を選び作ったお客様の特注オーダーだったのですが、かなりいい出来になり喜んでいただけました。)

そうそう以前紹介したこの着物の生地を作っているのもこの産地です。(以前のブログはこちら)


そんなイサーンは北と南に大きく分かれていて、北はメコン川をはさみラオスとの国境でラオ 族が多く住む地域。南はかつて11世紀ごろクメール王朝が統治し、今でもクメール人が暮らしているそうです。

特に南部は綿花の栽培に適していなかったこともあり、絹織物が発展した地域。作業着ですら絹を使っていたとのことですから驚きです。

先日お客様が、オールドマットミーを見て、「この生地でシャツを作ったら、とても涼しくて風合いが良くてまた作りたい」といっていただきました。
こんな感じの生地でした。

残念ながらこれほどの生地は今、バンコクでは中々見かけることはなくなってきています。皆様ご承知のとおりタイも工業化が進んでおり、こういった伝統工芸は失われつつあるからです。

ですが、折角だからそれに近い風合いのマットミーを探したい!
でも都市部にはない。産地であれば!
と思い今回は思い切って遠くまで足を運ぶ決心をしました。
もちろんまだ見たこともない素敵な生地や文化に出会えることも期待しながら。
現地から送ってもらった写真。マットミーを作る工程
こんな風に織り上がります。


今回はイサーンのなかでも南部にあたるナコーンラチャシーマ県をまず訪れたく思っています。(そのあとは現地の流れで・・・)
ウィキペディアより抜粋
かつてクメール王朝の中心部だった地域だそうです。
こちらもウィキペディアより

やはり高度な技術は王族文化とも直結しているようで、王様に献上される為により技術を磨き織りの文化が発展していったのだと推測します。
だからこそどのような文化が融合され磨かれ今のテキスタイルに至るのか今から楽しみです。


いつもは直接現地にいってみることも多いのですが、今回はコーディネートを依頼。
コーディネートは王族にも生地を納めるテキスタイルデザイナーの通称Tu-san。タイの産地を知り尽くしたテキスタイルのスペシャリストに任せる上、長い付き合いの中で私達の求めるもの、好むものもわかっているので安心です。

さぁどんな生地に文化に人に巡り会えるのか、今から楽しみです。
もしこんな生地が欲しい!との要望があればお気軽にお問い合わせください。

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