明日、人間国宝の博多帯が届きます

18:42:00


昨日滋賀の後、京都ではとても素敵な出会いがあり、より生地を深く知る手がかりとなりそうです。どのような出会いか、また近い内に報告していきたく思いますが、少なくとも生地について言及していきたい私にとって、とっても大事な出会いになったことは間違いなさそうです。
そして今日は名古屋でオートクチュールドレスのデザイナーとの打ち合わせ。
さすがにかなり難しい要望を受けました。生地についてかなり深く追求したデザイナーが求めるものを提案できるか。
丸杉として腕の見せ所といったところでしょうか。難しい要望を受けるのは、大変ではありますが、私たちも深く勉強するいい機会かなと思います。
どのようなものを作っていくかも今後追って掲載していければと思います。

さて、今日は名古屋まで行ったついでに8日に開催する、臼井治氏と巡る名都美術館ツアーのため挨拶に伺いました。詳しくは丸杉HPにて

そんな中、目に留まったのは中村貞以さんの絵。両手を火傷したため、合唱しながら書く手法で書かれたその絵は、知らなければ感じさせないほど美しいラインで描かれていました。
この写真は本展示会の作品とは異なりますが、中村貞以作
実は目を止めた理由がもう一つ。
明日お店に届く博多帯が夏の着物に合わせて描かれていたからです。
(残念ながら写真は撮れないので別の作品で代用。是非名都美術館へお出かけし直接皆さまの目でみてください)

古き良き・・・などと言うつもりはないですが、
なんだか夏の着物に博多帯がピッタリで、
すっきりしたラインがとっても粋に映りました

あぁ、やっぱり夏の着物には博多帯がよく合うな。
夏の浴衣や着物に、"きゅっきゅっ"と音を立てながら
しっかりと"結ばれる"博多帯
流行とは少し逆流なのかもしれません。
それでもやはり、締めやすくすっきりした博多帯は夏にはぴったりなのだと改めて感じさせられた瞬間でした。

そんな博多帯が明日、丸杉に届きます。(展示会は9日から)
しかも今回は、特別に福岡県立美術館に所蔵されているものと同様の小川善三郎の手織り献上博多帯をご覧いただけます。
1970年代に既に人間国宝に認められていた小川善三郎が織った博多帯は、いったいどのようなものなのでしょう。今から届くのが待ち遠しく思います。
非常に希少な機会ですので、私も今からもう一度博多帯について勉強してみようと思います。
今度は写真とともに色々と博多帯と小千谷縮の夏コーディネートを紹介していきたく思います。

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