洗いはり

6:07:00




洗いはり

何十回も着用した吉新さんの小千谷縮のきものをついに洗いはりに出すことにし
ます。
7年前のドイツでの展示会でも、アメリカのベルビュークラブでの商談でも大活

躍してくれた小千谷縮のきものです。




今までは、自分で押し洗いしたり染み抜きやさんに丸洗いをお願いしたりと、何
度もの夏を越してきた小千谷縮のきものです。

きものは形のまま洗う方法と、元の反物の状態に戻して洗う方法があります。

お手入れはしているんだけど、きものが少し疲れて見えたら洗いはりという方法
があります。
洗いはりの手順は、先ずきものの縫い目を解き、糸屑やごみを取り除いて、写真
のようにまた裁ち目を端縫します。元の反物(13m)の状態にしてか ら、しみ
をとったり布にあわせた洗いをします。
(端縫をせずに、板ばりという方法もあります。かってはよく自宅で行っていた
方法です)


 洗いはりから帰ってきた小千谷縮




 裁断図

きもののパーツはこのようになっているので、端縫してつなぐと元の反物の状態
に戻ります。
これが洋服と大きく違うところです。なんかすごくないですか?


本当に素直でいい素材を使って素材を活かして織った反物は、洗いはりでもっと
いい状態になります。
この吉新さんの小千谷縮は繊細さを増して、少し絹の光沢を放っているように見
えます。欲目でしょうか?

皆さんも是非体験してみてください。

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