重要無形文化財 人間国宝 小川善三郎の帯

18:54:00





今日から博多帯と小千谷縮の展示会です。
そして、前より告知していました人間国宝 小川善三郎さんの帯がきています。

滅多に触れることのできない帯とあって、慎重に何度も手を洗い手に取ってみました。

まずはこの重厚そうな箱をあけると
箱の裏には人間国宝小川善三郎の文字が
そして中には

今より40年以上も前の1972年に人間国宝に選ばれた小川善三郎の略歴が

そしてそっと箱から出しふれてみると、ずっしりとした重みが伝わってきました。

しかしやはり今まで触った博多とは何かが違います。

博多特有のしっかりとした生地で重量感はあるのだけど、手にしっとりと馴染む感じを受けたというのが第一印象。
柔らかいという表現を使うと少し語弊が生まれるような気がして、うまく言葉にできないのだけれど、優しい硬さとでもいいましょうか。暖かい強さとでもいいましょうか。
とにかくうまく表現できませんが、優しい帯だなぁというのが印象に残っています。


それほど多くの博多帯を比べたことはないですし、機械織りのものばかりで手織の博多に出会うことも中々ないですが、個人的には好きな感触を受けました。

人間国宝が作ったから「いい」ということはイコールでは無いと思いますが、今でも帯に触れた感触を思い出すことができます。
ずっしりとした中にも優しさを兼ね備えた感触
小川善三郎さんの人柄を想像させてくれました。

目で頭で指先で感じることはとても感性を豊かにしていくのだと思います。
いいものに触れていい感性を磨く
だから今後もこのような機会を作っていきたく思います。
皆様も機会があれば是非触れてみてください
そして皆様の感想を聞かせてください。
それではまた

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