草木染め手織りシルクの村 in ローイエット2

20:24:00

腹を壊さなかった私のストロングストマックに、翌朝はしっかりと遅刻しなかったドライバー兼通訳のゴローさん。
今日は予定通りに産地に向かいます。

ジャスミンさんに朝の挨拶をすませ、一路産地へ。


こちらのロイエット県は基本は農家
それで自分たちの農作業着を作っていた人たちで一家に一台以上は機織り機があるそうです。作っていたと過去形で書いてしまいましたが、実はそんなに昔ではなく僅か20年ほど前まではそんな暮らしをしていたんだそうです

気候と歴史の中ではシルクが最適だったということで正に生活の布といえます。

ざてではそんな村の暮らしぶりを見てみましょう

幹線道路(タイでは地方までの幹線道路は結構しっかりしていて、某局の旅番組の様にひたすら山道を通ってはいきません)を一本入ると途端に整備されていない道が現れます

そんな道を進むこと数分。

迎えてくれたのはこちらのお母さん








早速機織りを披露してくれます

糸は手紡ぎのシルク
イエローコクーン
それを庭にある木で染める
このタマリンドの木の皮は茶色









バナナの葉っぱはグレー
そんな風に庭の木を指して教えてくれます
庭にある木を有効活用するあたり、やはり生活で使われていた布だと実感します



が家々のやり方があり家庭の色が微妙に違うのだそう。ちなみに正直私はその微妙な違いはまだまだ分かりません


兎に角綺麗な染めが出来ているかが重要。


今回の色はボッと呼ばれる実で綺麗なグレーを作り、クランと呼ばれる虫(が寄生した木)でピンクを使った糸を使っています。
正直染めるシーンや材料は綺麗なものではないのですが、クランはこんな感じ。




ボッは発酵中だったので掲載をやめておきます

ちなみにこのお母さんも専業は農家


なので家には牛が一杯。

この辺りは牛に引かせて米を作っているらしくあちこちの道路で牛を見かけます。
軒先ではおばあちゃんがゴザ的な物を作る準備中



最高の笑顔にこちらもついサワディカーと手を合わせます


さてさて私たちの注文した帯はというと?
無事に完成していました
オーダーより長く・・・
まぁ若干の思い違いはありましたが、縦糸横糸とも生引きの手紡ぎ手織りシルク
あや織りの光沢感にまざりとっても風合いのある生地が完成です!!



早速次回に向けて違う色もオーダー。
しかし、まだ判明しない謎
それは糸の具合
これは明日以降の課題
こっちにいるうちにバッチリ学んで帰りたいと思います
まずは無事に帯が出来てきたことに安心。

本当にいい風合いに出来ていますので、是非日本でみてください

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