滋賀で麻の勉強中

20:19:00

滋賀に来ました
麻の関係の生地を山ほど比べてみました
あれほどの種類を一気に見ることは無いんじゃないか?
と思えるほど沢山の麻に囲まれた1日。残念ながら写真は撮れませんでしたが、麻の入り口を知る有意義な1日となりました。

特に関心したのは、コンニャク糊の効用。先日、洗いはりしても吉新の生地は風合いがよりよくなると記載しました。
何度洗いはりしてもあのシャキシャキっとした心地よさが続くのですが、コンニャク糊は不溶性の性質があるとのこと。
でんぷん性の糊だと水に溶けてしまうので先人は夏のシャッキリ感を残すためコンニャク糊を用いたのだそう。
それともう1つ。コンニャク糊を付けるとなんとも言えない微妙な光沢感がでます。これは麻のケバ立ちを糊で抑えるため表面が平らになり若干の光沢感がでるのだとか。
今迄双方を比べたことはなかったのですが今回見比べてみて改めてその綺麗さを感じ取ることができました。
しかしそんなコンニャク糊を付ける工場は残念ながら近江でも一軒だけなのだとか。小千谷でも吉新さんが自社で付けているくらいになっているそうです。
今扱っている吉新さんの小千谷。滋賀に来て改めて新潟で織られる麻の綺麗さや凄さを痛感しました。


You Might Also Like

0 コメント

Like us on Facebook

お店のFACEBOOKではブログで紹介した生地の展示会情報などを公開しています。ご興味ある方はいいねしていただくと嬉しく思います。

Flickr Images

Subscribe