広幅生地から普段使いのオシャレ紬着物を

19:34:00

「普段使い紬着物」
こんなテーマで探し当てた絹織物。
大胆な縦糸の色使いの上で、これまた大胆に絣を入れています。


・・・と、ここでもう一つポイント。
これが着物に?

と思われる人も多いかもしれません。
所謂「反物」では無いから、着物を良く知る人ほど、着物になる想像が付きにくいんじゃ無いでしょうか?
しかし、丸杉ではこう言った広幅の生地からも良く着物に仕立てています。

「せっかくのいい風合いの生地だから着物にしたい!」
ということも勿論ですが、
今や皆様とっても身長が高いんです。
反物では袖がツンツン。違う生地を足して・・・なんてこともしょっちゅう。

だったら、何も反物でなくてもいいじゃ無いですか?
とできたのがこんな雰囲気。
もっとも派手な生地を着物にしています。

というわけで、出会ったいい生地を、身長を気にすることなく、しかも比較的リーズナブルに提供できる。
それが広幅から作る着物の長所なんです。

と、生地に話を戻すと、
非常に多くの工房を回りましたが、こんな生地を作っているのはパクトンチャイのとある一工房だけ。色もいろいろあります。
 大胆な黄色と青。補色同士が見事にマッチしています!
この生地の面白いところは縦糸に色を使っているところ。
その上で絣をかけているので今まで見たことの無い奥行きある表情が出ています。

さて、出会った瞬間にビビっときたこの生地は、このままでは着物にしません。

なぜなら横張りがします。
着物にするとピンとはっちゃいます。

なんども洗って行くと柔らかくなるのですが、今回は無理に洗い流すのではなく、なんと砧打ち(きぬたうち)をします。

一枚一枚丁寧にきぬたで打つことで、風合いを残したまま、着物に最適な優しい生地に仕上がります。
この着物、今回は東京で開催される着物サローネにも出品予定。
近辺の方は是非お楽しみに。
愛知県近辺の方は、いつでもお店で見られますのでお気軽に。



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