白生地を染めて自分だけの着物を作るという事
20:40:00
先日京都染めの老舗でもう一つ打ち合わせさせてたいだきました。
それが、「白生地を染める」ということ。
今更いうまでもありませんが、染めには大きく分けて二種類あります。
「後染め」と「先染め」
わかっているようで、以外と認識されている方は少ないようで、今一度自分の頭の整理も兼ねて記載しておきますと、
「先染め」 は糸の段階で染めて、その後織る↓
「後染め」 は白い糸の状態で織って、その後染める↓
読んで字の如しです。
染物と織物なんて誰でも知った言葉で本当に今更ですが、この染物に関しては"オーダーがしやすい"という感覚は少ないようです。
実はこの染物「オリジナルを作りたい!」という方には以外と気軽でオススメの手法なのです。
それで、お客様の要望もあり、気軽に染めれる手法を打ち合わせしてきました。
一言で後染めと入ってもその手法はこれまた多岐に渡ります。
友禅のような凝ったのから色だけ指定の無地染めまで本当に色々。
そんな中、気軽でちょっと楽しみながらできるオススメの染め方。
それが、ぼかしと型染めです。
↓の写真のように型染めや、無地染め、ぼかし染めなら比較的気軽に楽しみながらできます。
これは型に手差しで色を染めています。
このような物も、色のイメージを変えて作ることも可能なんです。
ぼかし染めで好きな色を入れるのもオシャレですね。
今からどんな柄にするか、色にするか色々と考えながら、少しづつイメージを作っていきます。そんな工程のまずは第一歩。
今からどんな着物になるか楽しみです。
当たり前のようですが、以外と知られていない「後染め」の世界でした。
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