手紡ぎ手織の綿に驚く

19:42:00

今日はとある綿の洋服が話題。
その洋服は丸杉でも時々展示をしてもらっているnimai-nitaiさんの洋服。

nimai-nitaiさんはインドで生地からものづくりをしている、今注目のブランド。
真摯なものづくりが評価を受け、第4回「日経ソーシャルイニシアチブ大賞 国際部門ファイナリスト」に選出されました。

そんなブランド
以前より細番手の綿生地にブロックプリントを施した可愛く着心地いい服が定評でした。

こんな洋服

しかし今日話題になったのは、こんな織り柄の洋服。

一見普通のチェックシャツなのですが。
そして私もそう思っていたのですが。

服を着る姿に違和感が。
思っていたより、よっぽど軽く感じたのです。
写真はお客様の着姿

それでよく見るととっても透けている。

それほどに細い糸で織られているのが一目瞭然でした。
こんなに細い綿は初めて!
ということで
ちょっと興奮を覚え早速ニマイニタイさんに連絡。

すると、これは手紡ぎ手織の綿だからそこまで細くできるとの回答。
目安とすると、機械の限界は1gの綿から約100mの糸ができる
一方この手紡ぎの糸は1gの綿から約200mの糸を作り出すとのこと。
単純計算で機械の約二倍の細さ。

「なるほど、だからこんなに軽い生地になるのか」
とは思ってみたものの、手でそんなに糸を細くひけるのか?
と疑問が。

そこは私たちの見識を超えたインドの世界があるのでしょう。
ゆっくり時間をかけて優しく糸を紡ぐことで初めて可能な糸の細さ。
織るにしてもどのように糸を通していくのか?
とにかく手間暇かけてゆっくり作られているのは確かです。

そんな生地の名は「モスリンカディ」
まだまだ知りたい事は多いですが、とにかく今日また一つ生地の奥深さに触れました。
ちなみにこの生地を作る職人はニタイさんなのだとか。
二マイニタイさんの職人の名前が偶然ニタイさんという不思議。

そんな洋服は6月23日に届きます。
30日までの短期間の展示ですのでご興味ある方はぜひお出かけください。

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