タイで生地づくりに挑む

22:53:00

梅雨入りが始まった日本を後にして到着したタイランド。


降り立った空港は早速の熱気に包まれたけど、タイも今から雨季に差し掛かるのだという。

そんなタイに来た目的は主に2つ。

1つはプレーンでベーシックなオリジナルの生地を作るため。


もう1つは、日本に紹介したいスペシャルな何かを探すため

さらに言えば予期せぬ何かいい出会いを求めて

そんな初日は1日かけて北部にある産地を訪ねる事となった。

案内人はもちろんTu-San

この旅で早速いい出会いがあったのだがそれはまた後述するとして、今日は第一目的の生地づくりについて書いてみたいと思う。


さて生地のスペシャリストが私たちの要望をうけてアレンジしたファクトリーはタイの北東のPaktongchai地方にある3代続く老舗のファクトリーだった。

この地域は古くからプレーンなシルクを得意とする地域。その中でも特に信頼を寄せる工房なのだという。
高機で手織りを続けている

ちなみにここは例の風の絹とうを作っている工房だ。

バンコクからは車で片道4時間ほどかかるため今日は丸一日をこの工房と周辺に費やすこととなった。

そしてまず確認したことは糸の質。


用意された数種類の糸

手引き

機械引き

ホワイトコクーン

イエローホワイトコクーン


それぞれの特徴を理解しどう組み合わせるか?まだまだわからない


グッと糸を握る


手引きの柔らかさと温もりはとても心地よく感じる。

空気を存分に含んでいるようだ


だけど今織っているものの中ではイメージに重なるものは無い。

横糸をより細くしてみてはどうか?

これは2ply。これでも十分細いのだがこれを1plyで終えるのは可能だろうか?

縦も横もイエローの生手引きではどうだろう?


不確定な中でも少しづつ少しづつ明確になるイメージ。


非常にゆっくりではあるが、本当に自信を持って紹介できるものを作るため今日は1日かけてイメージを明確にする作業となった。

そんな作業を終えて今日は工房を後にした。

明日はより明確にするためにもっともっと具体的に数多くの工房が作り出す生地に触れて見たいと思う。

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